本日はThe Spectacle からご紹介を。
現行のものには無い雰囲気が魅力のヴィンテージアイウェア。
今日、ご紹介するアイテムは1960年代のフレンチヴィンテージフレームです。
BRAND:The Spectacle
ITEM: Zyloware Optical Company Invincible
Fabric:Cellulose Acetate
PRICE: ASK
Zylowareは、1923年に家族経営からスタートしたアイウェアブランド、
アメリカ発祥ですが生産域は多岐に渡り、今回ご紹介するモデルはフランスで制作された一本です。
レンズ形状は少し四角いシェイプ、
縦幅が狭く横に広いクラシックなテイストの中にも現在に通ずる洗練されたデザイン。
ぼってりと肉厚なフロントに奥行き感のある設計は、艶やかなフィニッシュと組み合わさることでどこかモードな雰囲気を感じます。
イヴ・サンローランが掛けていたモデルの様です。
直線的なブロウラインと、窪んだブリッジのデザイン。
無骨なアウトラインと繊細な曲線の組み合わせがとても雰囲気があります。
1950~70年代まで作られていたフレームはヒンジの造りが堅牢で、
時代を経てもコンディションが保たれています。
スッと伸びるテンプルに、フロントフェイスは少し強めの傾斜。
左側のテンプルにはZylowareの印字。
このメガネの素材にはアセテートではなくナイロン素材を使用しています。
軽さに優れた素材ですので「重さ」というストレスを感じさせない掛け心地が得られます。
また、ナイロンは弾力性にも優れています。
バネ・曲げ弾性があり、素材特有のしなりや粘りによってズレにくく、頭を優しく包み込むようなフィット感を得ることができる素材です。
他の素材と比べて使用感以外で1番の違いは「製造方法」です。 通常、アセテート・セルロイドは元となる板を削りだしてフレームの形にします。 比べてナイロンは型に素材を流し込んで固める金型成形で作り出されています。
板の削りだしでは出せない流線型のデザインが可能なのも大きな特徴です。
アセテート・セルロイドに比べ熱には弱いですが、寸法変化が少なく耐衝撃性に優れているため、
破損しにくく丈夫な素材となっております。
そして、シルクやカシミアと同じで、ヴィンテージのアイウェアーは何より質感が大切です。
その質感を決めるのは素材の品質は勿論ですが、ヴィンテージのアイウェアーで気をつけるべきところは、
フレームに含まれる「水分量」
作られて50年も経っているメガネはどうしても水分が減っているものが多いのですが、
スペクタクルのメガネは、完璧な状態のモノしか販売しません。
状態の良いアイウェアーだからこそ、この柔らかく暖かな質感を楽しんで頂けます。
The Spectacleのメガネには各パーツにおける情報が記録・管理のため、
シリアルナンバーが付されます。
付されたシリアルナンバーは、購入時にカードに記載されたかたちで、
フレームとともにお渡し致します。
アイテムのクオリティはもちろんですが、
商品、一点一点に隠されている歴史的な背景や文化と共にアイウェア楽しんでみてはいかがでしょうか。
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