今日はスペクタクルからご紹介を。
眼鏡が普及し始めたのは19世紀後半になってから。
それ以前の眼鏡は上流階級の人たちが書物を読むために、鍛冶屋や銀細工師に作らせたという特権階級の特別な持ち物だったと言われています。
一点一点手作りのため耐久性もあり、素材も金や銀などの貴金属が用いられ、当時はかなりの高級品だったようです。
今日ご紹介するモデルは1900年代に入って眼鏡が一般庶民にも少しづつ広がっていた1910年代頃に金張りが作り出され、
金張りには14金と16金が使われ、イエローゴールドだけでなくホワイトゴールドでも作られていた時の名残を感じさせてくれるアイウェアーです。
BRAND:The Spectacle
ITEM:Martin Copeland Opticak Full Frame Full Vue
Fabric: 12K Golf Filled
PRICE: ASK
1950年代に製造された Martin Copeland Opticak 社製のフルリムメタルフレーム。
Martin Copeland Opticak社のアイウェアーはアメリカ三大ブランドのヴィンテージフレームと比べて生産数が少なく、
なかなか世に出ないため希少品として認知されているフレームです。
フルリムとはレンズ全体をフチで覆ったモデルのことです。
1930年代に入ると、つる(テンプル)位置ががレンズの中央からやや上部へと移動したデザインが登場しました。
今では上部にテンプルがある事が当たり前ですが、
つるが視界の妨げにならないと言うデザインで、以後アメリカの自動車の普及に伴い大流行するデザインとなりました。
また、この時代のフルフレームのモデルはパーツの大きさにも特徴があります。
なるべく小さく製作されたパーツや星テンプルはブリッジやフレームの繊細なデザインが際立ちます。
12K Gold Fielld(金張り)をふんだんに使用した重厚感のあるフレームです。
この時代のフレームは綺麗な彫金が施されいます。
金張りの彫金は手彫りではありませんが、彫金の柄は当時流行していたアールデコのスタイルを感じさせてくれる仕様です。
ベークライト製ノーズパッド。
テンプルエンドの涙型のサークルはスカルテンプルというモチーフ。
アンティーク眼鏡特有のモチーフでデザイン上のアクセントはもちろん、
肌への当りを柔らかくするという実用性も兼ねています。
もちろん、レジストレーションカードもついております。
The Spectacleのメガネには各パーツにおける情報が記録・管理のため、
シリアルナンバーが付されます。
付されたシリアルナンバーは、購入時にカードに記載されたかたちで、
フレームとともにお渡し致します。
国内、世界中を見渡してもなかなか無いこのアイテム。
是非この機会に一度お試し下さい。
HUES 3rd floor
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