本日は福岡も冬の空気でした。
関東では11月の初雪が54年ぶり。
普段あまり意識していない出来事も ‘54年ぶり‘ という言葉を聞いただけで、
何だか時の流れを感じてしまいます。
普段、何気なく見ている洋服にも、よく見ると時の流れが織り込まれています。
本日ご紹介するニットも、デザイナーが感じる時代を読み取れるようなニットです。
Maison Margiela / REPLICA v neck knit
¥115,000+tax
Maison Margielaのレプリカ シリーズとは、マルジェラが感じ取る時代、デザインソースが入ったアイテムを再現したシリーズ。
簡単に言うと、時代、ジャンルに関係なくマルジェラが美しいと感じた物を再現したシリーズです。
"Maison Margielaの脳内そのもの” なのです。
今までに取り上げられたアイテムの多くは、
トレンチコートや、ダッフルコート等、歴史的にも有名なアイテムを中心に,
マルジェラの視点から見て美しいバランスの名作が再現されてきました。
中には、ジャーマントレーナー等、トレンドを生み出したアイテム等もあります。
今回ご紹介するアイテムはレプリカシリーズでもちょっと珍しいアイテムです。
タグを見ると ” 2015年 ベルリンのクラブで放置されたvネックニット" と書いてあります。
今まで歴史的なアイテムが多かったレプリカラインですが、こちらのアイテムは現代にフォーカスしています。
フィッシャーマンニットを連想させるようなローゲージニットを
現代のスタイルにデフォルメしたような深めのVネック。
クラブシーンには珍しい素材感がより目立ったのでしょうか?
そして、何を美しいと感じ、何を来世に残したかったのか。
そんな、マルジェラの日常的な洋服に対する目線が感じれるようなニットです。
皆さんも、普段とは少し違う目線で洋服を見てはいかがでしょうか?
新たな洋服の有り方を感じ取る事が出来るかもしれません。
この選び抜かれた美しいバランスこそが来世にも残っていくのでしょう。
過去にも、未来にも時の流れを感じさせるレプリカシリーズを是非お試しください。
HUES 1st floor
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