相反する物をテーマに様々なアイテムを展開するMaison Margiela。
ディレクターが変わってからもそのスピリットは様々な所で受け継がれています。
そんな中で今回注目したのが、
Maison Margiela定番のオックスフォードシューズ。
シンプルな内羽根の作り、やや楕円がかったアーモンドトゥ、オペラパンプスを重ねたかのようなソールと平行に走る切り替え。
カジュアル過ぎず、フォーマル過ぎない。
絶妙なバランスのオックスフォードシューズはマルジェラの定番とも言える程に完成されたシューズです。
そして、今シーズン展開されているオックスフォードシューズがこちら。
color : black
price : 85,000+tax
一見、スタンダードなブラックのシューズのようですが、今シーズンもMaison Margielaらしいディテールが組み込まれています。
素材はブラッシュエフェクトを施したシボ感のある牛革を使用。
シンプルでシャープなシルエット対して、今回はカジュアルな素材感を使用。
カジュアルな素材でフォーマルなアイテムを作り出す。
古着の再構築でも有名なMargielaが最も得意とする素材使いです。
そして、アイレットの上には登山靴を思わせるようなフックが取り付けられています。
紳士的なオックスフォードシューズでありながら、金属のハードな印象、アウトドアの力強さ等を感じさせてくれます。
さらに、今回はアウトソールがラバーになっています。
ポストマンシューズを思わせるようなソールは活動的なシーンにも適した作り。
オックスフォードシューズと言えば、フォーマルに限らず、軍用やオフィス用として幅広いシーンで使われるシューズです。
幅広いシーンで使用されるオックスフォードシューズの中でも、このシューズのような内羽根の作りはフォーマルなアイテムに多く見られます。
通常はこの内羽根の作りですとレザーソールが多いのですが、それとは反対に柔らかいラバーソールを使用。
フォーマルなアッパーでありながら、スポーティな質感を組み合わせはMargielaらしさを感じさせてくれます。
一つのシューズに込められた様々なMaison Margielaの思想を感じ取ってみてはいかがでしょうか?
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