先日発売開始したK'ANGから、ブランドを象徴する1着をご紹介。
今回がファーストシーズンというブランドとしては若いK'ANGですが、
名のあるブランドで経験を積んできたデザイナーのカン・ジュヨンの実力は折り紙付き。
そんなカングの魅力が詰まったこちらのコート。
BRAND : K'ANG
ITEM : MODULAR DETACHABLE COLLAR LONG COAT
FABRIC : リネン60% ウール40%
裏 リヨセル30% ポリアミド70%
COLOR : GREY
SIZE : 44,46
PRICE : ask
ブランドのコンセプトは、伝統的な仕立てと現代的なデザインの融合。
ハイネックのモードな見た目、立体的な肩や袖のライン。
テーラーの矜持を感じる構築的な仕立てからなるこのコートは、まさにブランドのコンセプトを具現化した1着。
そして、今シーズンのテーマである、『DUAL』
二面性や、二元性、二つの意味を持つもの、というこのテーマのもと、
この1着は、素材選び、生地、そして完成した洋服の機能性にまで、さまざまな意味を持たせています。
例えば、襟。
このコートの襟はハイネックとしてはもちろん、寝かせての着用も可能。
さらには取り外すこともできます。
その見た目の変化は後ほどご紹介します。
そして、
このコートはリバーシブル仕様。
表はグレーのシックな印象、裏はブラックのモードな雰囲気に変身します。
表と裏、というよりもどちらも表。
それぞれ全く異なる表情を持ちます。
他には袖や、裾に別パーツをハンドで縫い付けたり、あらゆる箇所でDUALを感じる洋服になっています。
そして、それらのディテールを完成させるのが、熟練の職人による手仕事です。
K'ANGの洋服はイタリア、ボローニャにあるアトリエで職人によって丁寧に縫われています。
そのアトリエはシャネルのオートクチュールも担うほどのレベル。
パタンナーであるデザイナーが最高と思う職人の手によって作られています。
前置きがかなり長くなってしまいましたが、このコートの全容見ていきましょう。
175cm 63kgのスタッフでサイズ46を着用しております。
ベースはハイネック仕様のロングコート。
シルエットはやや細身。
立体的な肩のシルエットや、僅かにカーブした袖のパターン。
それらはコートのシルエットを美しく見せる面と、細身ながらも動きやすいという機能面も考慮しています。
生地はこちらがリネン、ウールの混合生地。
ハリのあるこの生地は、写真の状態はフラットな見た目ですが、
動きのある腕や背中にシワ感を与えます。
そうして、フラットな部分と、立体的なところを一枚の生地で表現します。
さて、反対側はどうなのか。
こちら、オールブラックのモードな雰囲気。
リヨセルとポリアミドの混合生地で、シャカっとした光沢感のある生地ですね。
こちらは、サイド、左胸にマチ付きのアウトポケットを配しています。
もはや裏も表もない両A面。
裏地という概念のない1着です。
ちなみに、二重生地で一見重厚感がありますが、その反面、かなり軽いです。
ヘビーな見た目で着るとライト、フラットな生地は、部分的にシワ感がある、
それも全てコンセプトのデュアルに紐づいてきます。
そして、最後は襟を変化させるとどうなるか。
襟を寝かせると、よりクラシックな趣に。
襟を外すと、ロングカーディガンのような雰囲気になります。
テーラーの伝統的な技術をベースに、モードなデザインを組み込んだ、K'ANGならではの1着です。
是非一度袖を通してみてください。
皆様のご来店、ご利用を心よりお待ちしております。
※K'ANGの商品は、 ブランドの意向によりOn-Line Shopでは、ラインナップのみを公開しております。 気になるお客様は、メールかお電話にて直接お問い合わせ下さい。
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