本日は、今週末から開催されるイベントのご紹介です。
「コトル」
デニムと言えばという岡山県倉敷市児島を拠点に洋服を製作するブランドで、HUESではデニムのイメージが強いのではないでしょうか。
そのcottleの新作を中心としたオーダー会を4日間限定で開催いたします。
コトル 「アースウォール」受注会
7.22 thu - 7.25 fri
実はcottleには2つのラインがあります。
一つは「UNIFORM FOR LIVING」
徹底した制作理念の元開発されたデニムパンツや天然染の衣服などベーシックなアイテムを提案するラインです。
HUESではデニムでお馴染みのラインです。
そして、今回のオーダーイベントのメインアイテムでもある、もう一つのラインが「SENKOHSUIU」。
日本の日々の生活な中にある美しさをモノ作りを通して表現し、
工藝的な美術要素を取り入れる事でメイドインジャパンならではのマテリアルとして具現化しいくラインです。
今回の受注会ではSENKOHSUIUにおける最新作ファブリック「EARTH WALL」をお披露目いたします。
EARTH WALL は日本に古くからある「土壁」からインスピレーションを受けて制作された素材です。
cottleのアトリエの玄関におおよそ130年前から鎮座している土壁があるそうで、
その土金の色や質感、そして佇まい日本ならではの美を感じ、そこから生地開発を行なった特別なファブリックです。
土壁は、調湿、断熱、防火、脱臭機能があり、
夏は涼しく、冬は優しい温かさを持続しやすい特徴があり、
様々な季節が訪れる日本で最も快適に過ごせる壁として古来より重宝されてきました。
土壁はその名の通りその土地の土を主な材料として作られますが、
土を発酵させて壁に膨らみを持たせる為に藁、基礎の強度と耐久性を持たせる為に竹を使用したり、
場合によっては砂や鉄粉を混ぜることでその土地の営みに最適化したものとして用いられてきました。
自然の素材だけで日本の四季に合わせて対応出来るように考えて作られたのが土壁です。
コトルの「アースウォール」は、その土壁の表情の美しさと機能をファブリックで表現した作品です。
通常量産の機械では出来ない手工芸に近い偶然性や不安定の要素を取り入れたフォブリックを具現化しています。
その生地の佇まいは、まさにアルチザン。
獣毛色のままの無垢なカシミアとウールを一本の糸に拠り、ガラ紡糸を制作。
有機紬ガラ紡糸で土壁の質感や肌触りを再現。
ヨリながら糸にする事で不規則な糸線の強弱が生まれ、保湿性も持たせています。
土壁色と漆喰色の自然色素を再現する為に、
担子菌類のサルノコシカケから色素を抽出して色染めされています。
お互いの役割を材料によって補い合う土壁。
個性豊かな素材を用い縦糸と横糸で構成されるコトルのアースウォールは、
まさにその土壁の表情と機能を布にした一品と言えます。
今回 のイベントではその「SENKOHSUIU」のEARTH WALL をオーダー会でお披露目、
そして「UNIFORM FOR LIVING」からピックアップしたアイテムも期間中販売いたします。
HUES 1st floor
福岡市中央区警固1-15-28 吉浪ビル1F
092-717-6074