2026-27年秋冬コレクションも、いよいよ折り返し地点を迎えました。
A納期ではブランドを象徴する定番が揃い、B、C納期ではコレクションを象徴するピースが少しずつ店頭へ届いてきました。
そして今回のD納期。
派手なコレクションピースが並ぶ入荷ではありません。
その代わり、これから秋冬を実際に着ていく人にとって、一番出番が多くなる服が揃いました。
素材はすべてヨウジヤマモトを代表するウールギャバジン。
長く着ている方なら、この生地のことを「シワギャバ」と呼ぶかもしれません。
新品の時よりも、一年後、二年後の方が好きになる。
歩き方や座り方、その人の癖まで少しずつ生地に残っていく。
だから同じ品番でも、持ち主が変わると服の見え方まで変わります。
今回入荷した5型も、そんなシワギャバだからこそ選びたいアイテムばかりです。
→ YOHJI YAMAMOTO POUR HOMME オンラインショップページ
まずご紹介したいのが、ウールギャバジンを使ったロングスリーブのつなぎ。
- 品番:HW-D01-100
- 価格:¥202,400(税込)
- サイズ:1
- カラー:BLACK
- 素材:ウール100%
ヨウジヤマモトでは定期的に登場するアイテムですが、毎回人気が高いのが袖付きのタイプ。
つなぎと聞くと作業着の印象を持つ方もいるかもしれません。
でも、この服は少し違います。
着るだけで上下のバランスが自然に決まるので、「今日は何を合わせよう」と考える時間がほとんどありません。
ウエストにはドローコードが入り、絞ることで大きなドレープが生まれます。
そのままオールインワンとして着るのはもちろん、袖を腰で結んでパンツのように穿くこともできます。
前を開けてインナーを見せれば、また違う表情になります。
一着なのに着方はいくつもある。
長く愛用されている理由は、その自由さにあるのだと思います。
今回の入荷で個人的に改めて良いと感じたのが、アウトポケットブルゾン。
WOOL GABARDINE OUTER POCKET BLOUSON
- 品番:HW-Y01-100
- 価格:¥134,200(税込)
- サイズ:2
- カラー:BLACK
- 素材:ウール100%
一見すると、とてもシンプルです。
けれどヨウジヤマモトのスタイルで着ると、この短めの着丈が驚くほど効いてきます。
ヨウジのパンツは、生地分量が多く、下半身に重心が生まれるものが少なくありません。
バルーンパンツや袴パンツ、ラップパンツ。
そうしたボリュームのあるパンツに、このくらい潔く着丈を抑えたブルゾンを合わせると、パンツの動きがきれいに見えてきます。
実際に鏡の前で比べると、その違いは想像以上です。
裏地付きなので秋だけでなく冬までしっかり対応できますし、ダブルジップやタブ、立体的なアウトポケットなど、細かなディテールも効いています。
気付かれないくらい自然だけれど、着る人にはちゃんと伝わる。
そんな一着です。
続いてはシャツジャケット。
WOOL GABARDINE OPEN COLLAR FRONT SHOULDER BLOUSE
- 品番:HW-B01-100
- 価格:¥91,300(税込)
- サイズ:2 / 3
- カラー:BLACK
- 素材:ウール100%
名前だけ聞くと曖昧ですが、実際に袖を通すと、その曖昧さがちょうどいいと感じます。
シャツのように軽く羽織れて、ジャケットとしても成立する。
裏地が付いていないので、季節を限定せず着られるのも特徴です。
秋口にはTシャツの上から。
冬はコートの中へ。
春になればまた羽織として活躍します。
こういう服は、買った直後より半年、一年経った頃に「あの服、便利だったな」と思うことが多いものです。
ワードローブに自然と残り続ける服だと思います。
パンツは2型。
どちらも一見するとベーシックですが、よく見ると少しだけ違います。
まずは裾タブパンツ。
WOOL GABARDINE HEM TAB WIDE TUCK PANTS
- 品番:HW-P81-100
- 価格:¥96,800(税込)
- サイズ:2
- カラー:BLACK
- 素材:ウール100%
フロント6本、バック6本、合計12本のタックが入り、深いドレープを生み出します。
裾のタブを留めれば緩やかなテーパードに。
外せばワイドパンツとして穿くこともできます。
ロングコートを羽織った時でも、裾のタブが少しだけ覗く。
その小さな違和感が、スタイル全体の印象を変えてくれます。
派手ではありません。
でも、長く着るほど効いてくる一本です。
そして最後が、新型となる16本タックパンツ。
WOOL GABARDINE 16 TUCKS STACKED HEM PANTS
- 品番:HW-P30-100
- 価格:¥108,900(税込)
- サイズ:2
- カラー:BLACK
- 素材:ウール100%
前後合わせて16本ものタックが入っていますが、不思議と重くは見えません。
むしろ、生地が縦へ縦へと流れていきます。
さらに特徴なのが、少し長めに設定されたレングス。
裾にほんの少しだけ生地が溜まり、その重みでギャバジンがゆっくり落ちていきます。
ヨウジヤマモトはこれまで、生地分量で見せるパンツを数多く作ってきました。
一方、このパンツは横ではなく、縦の流れを楽しむ一本。
歩いた時、止まった時、振り返った時。
そのたびに布の落ち方が少し変わります。
写真だけでは伝わりにくいかもしれません。
でも、店頭で穿いていただくと「なるほど」と感じてもらえるはずです。
今シーズンのパンツの中でも、特に印象に残った一本でした。
D納期は、これから半年、一番着る服が揃っています。
毎日のように袖を通すアウター。
気付けば一番穿いているパンツ。
そういう服は、シーズンが終わった頃に「あれがあって良かった」と思い返すことが少なくありません。
2026-27年秋冬も、ここから本格的に動き始めます。
ぜひ店頭で、そしてオンラインストアでご覧ください。



















