ロンドンより、TOOGOODの新作がHUESに到着しました。
そして今シーズンは、ブランドにとってひとつの大きな節目となるコレクションです。
コレクション024「When I Grow Up」。
このコレクションをもって、TOOGOODは衣服の制作に一区切りをつけることが発表されています。
そして、このコレクション024は、世界の限られたセレクトショップのみでの発売となります。
2013年。
TOOGOODは、ジェンダーという枠にとらわれない服づくりの実験からスタートしました。
形や用途を限定せず、 着る人それぞれの解釈に委ねるようなデザイン。
それは単なる洋服ではなく、 「どう生きるか」という問いを内包したプロダクトでもありました。
そこから12年。 デザイナー、職人、販売者、そして着用する人々。
多くの関わりの中で、TOOGOODは24のコレクションを積み重ねてきました。
今回のコレクションは、その流れの中で生まれた最後の衣料コレクション。
ですが、それは終わりというよりも、 一つの思想がきちんと形になり、静かに完結する瞬間のようにも感じられます。
TOOGOODの服には、常に一貫した考え方がありました。
トレンドに流されることなく、 ファッションの速度とは距離を置くこと。 そして、長く着続けることができる、 実用性と美しさを両立した衣服であること。
それは「新しさ」を競うものではなく、 時間とともに馴染み、生活に溶け込んでいく服。
着る人の暮らしの中で完成していくプロダクトでした。
今回のコレクションタイトルである 「When I Grow Up」(大人になったら)
子どもの頃の遊びや、自由な発想から生まれるイメージ。
それらをそのまま服へと落とし込んだコレクションです。
フリルやスクランブルされた襟。 異なる色やサイズのミックス。
まるで着せ替え遊びのような、どこか無邪気なスタイリング。
そこには完成された美しさではなく、 途中にある楽しさや揺らぎがそのまま表現されています。
フェイが語るように、 このコレクションの中心にあるのは「Play(遊び)」という感覚。
段ボール箱が潜水艦になり、 ツリーハウスや宇宙船へと変わっていくような、 子ども特有の想像力。
現実と空想の境界が曖昧なあの感覚を、 そのまま服として形にしています。
子どもたちがフェルトで制作したアートは、 プリントや刺繍としてコレクションに落とし込まれ、
どのアイテムにも温度のある表情を与えています。
もちろん、TOOGOODらしい実用性も健在です。
多く配置されたポケット。
ゆとりのあるシルエット。
身体の動きに自然と寄り添う構造。
それらは装飾ではなく、 日常の中で使われることを前提とした設計。
「美しさ」と「実用性」が無理なく共存しているのが、 TOOGOODの服の魅力です。
定番のDRAUGHTSMAN SHIRTやBAKER TROUSERをはじめ、
新型のLOCKSMITH TROUSERやFENCER T SHIRT、 HIKER JEANなど、幅広く揃いました。
アウターではEXPLORER COATやPHOTOGRAPHER JACKET、 軽やかなROPER GILETなども入荷しています。
どのアイテムも、 ゆとりあるシルエットと機能的なディテールを備え、 日常の中で自然と使える設計。
実用性と美しさが、無理なく共存しています。
カラーは、 YOGHURTやRASPBERRY、GRASS、PENCIL、FLINTといった 柔らかさと奥行きを併せ持つトーンが中心。
単色でまとめても、ミックスしても成立する、 TOOGOODらしい自由度のあるパレットです。
素材は、ウォッシュド加工のイタリアンコットンや、 日本製のペーパーライクなコットン、軽やかなタフタ、リネンなど。
それぞれの生地が持つ質感の違いが、 シンプルな形の中に自然な表情を生み出しています。
また、子どもたちによるドローイングは、 プリントや刺繍として落とし込まれ、 コレクション全体に温度を与えています。
TOOGOODが積み重ねてきた造形、素材、シルエット。
そのすべてが、静かにまとめられたコレクションです。
過度な主張はなく、 しかし確かにTOOGOODらしさが宿る服たち。
それはこれまでと同じように、 着る人の解釈によって完成していきます。
HUESにとってTOOGOODは、 単なるブランドの一つではなく、 「服とは何か」問い続けてきた存在でした。
今回の入荷は、その最終章となるコレクション。
これまでと変わらず、 そしてこれまで以上に、 長く寄り添う一着として手に取っていただければと思います。
HUES 1st floor
福岡市中央区警固1-15-28 吉浪ビル1F
092-717-6074










