イタリアのレザーブランド、tagliovivo(タリオヴィヴォ)より、ハンドダイによる新作ダービーシューズが登場。
2024年に初リリースされたtagliovivoの革靴。
その最新バージョンが、2026年モデルとして新たに仕上げられました。tagliovivoを象徴するレザー素材はそのままに、
ディテールや履き心地にさらに磨きがかかったアップデートモデルです。
BRAND: tagliovivo
ITEM: HAND DYED DERBY SHOES
FABRIC: ホースレザー
SIZE: 41,42
COLOR: ABYSS
PRICE: ¥140,800 (税込)
一見はミニマルなプレーントゥ。
ですが、このブランドにおいて“シンプル”は削ぎ落としではなく、素材と加工を露出させるための手段です。
Tagliovivoらしいハンドダイレザーは、均一とは対極の表情。
革の個体差、染めの揺らぎ、そのすべてを隠さず、そのまま佇まいに変えています。
使用されているのは、しなやかさと強さを兼ね備えたホースレザー。
着用を重ねることで、自然な艶と柔らかさが生まれ、時間とともにその表情が深まります。
さらに、この革にデザイナー自身が一点一点手染めを施すことで、他にはない独自の色合いが生み出されています。
カラーは、今作はグレーをベースにブラックを重ねたダブルダイ。
単なる黒ではなく、奥に沈む色の層。
光によってわずかに滲み出るグレーが、静かな深さを生み出します。
ヒールにはアンティークメタルを配置。
有機的なレザーに対して、無機質な金属。
このコントラストが全体を引き締め、装飾ではなく“意味”として機能しています。
履き込むほどに艶が増し、色が沈む。 完成しているようで、未完成。
シンプルだからこそ誤魔化しが効かない。
その緊張感が、この一足の説得力です。
フォルム、素材、そして色合いに至るまで、ブランドのこだわりが凝縮された一足。
中でも最大の特徴は、tagliovivoならではの革の風合いと、アイコンであるメタルパーツの意匠です。
今回のモデルも昨年リリースされた新型の薄型仕様、
初期のモデルに比べるとレザーの厚みを約0.6mm薄く調整。これにより、足を通したときの軽やかさが格段に向上しました。
前作は、重厚なホースレザーを活かした無骨で堅牢な佇まいが特徴で、耐久性を重視した仕上がり。
ハンドダイによる色のムラや陰影も強く現れ、一足ごとに個性が際立つ“作品”のような存在でした。
一方、今作はtagliovivoらしい手仕事の温もりとクラフト感をそのままに、より日常的に履きやすいバランスに仕上げられています。
革を薄く仕上げるのは、ただの調整ではありません。
質感や耐久性を損なわずに仕立てるには、高度な技術と精緻な感覚が求められます。
その繊細な仕事ぶりこそ、レザーに真摯に向き合うブランド、tagliovivoの本領です。
さらに今回も新たにインソールにコルク材を採用。
履くほどに足の形に沈み込み、自然なフィット感が生まれます。
厚みが薄くなったことで軽快さが増し、そこにコルクの沈み込みが加わることで、より柔らかな着用感が実現しています。
この一足は、レザー職人、金属職人、靴職人の手によって、一工程ずつ丁寧に組み上げられています。
パーツ単位で仕上げられ、最終的に一足として組み上げられる工程は、tagliovivoが追求する「手仕事の本質」を体現するものです。
日々の装いにさりげなく寄り添いながらも、確かな存在感と美意識を宿す一足。
ぜひこの機会に、tagliovivoの革靴をお試しください。
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