今日は新入荷アイテムのご紹介を。
TAGLIOVIVOのブランドのものづくりは、一見シンプルですが、とても考え抜かれています。
余計な装飾を加えるのではなく、素材そのものの良さを引き出すことに重きを置いています。
削ぎ落とすことで、本来持っている魅力を浮かび上がらせる。
そんな考え方です。
ブランド名の“TAGLIO=裁断”、“VIVO=生きている”。
この名前が示す通り、TAGLIOVIVOの製品には革本来の表情がそのまま残されています。
傷や血筋、シワなど、本来であれば均一に整えられる部分もあえて活かす。
ひとつひとつ異なる個体差を「個性」として捉えているのが特徴です。
今回ご紹介する「Doctor Handbag L」も、その考え方を体現したバッグです。
Doctor Handbag L/ CULATTA REVERSE/141,900
ベースはクラシカルなドクターバッグですが、ハンドルとショルダーストラップを備えた2WAY仕様にすることで、日常使いしやすい形に仕上げられています。
手持ち、肩掛け、脇に抱えるといった持ち方が自然にでき、スタイルやシーンに応じて使い分けが可能です。
ショルダーストラップの長さもよく考えられています。
腰位置に収まる設定で、荷物の出し入れがしやすく、歩行時や自転車に乗る際にも邪魔になりにくいバランスです。
見た目だけでなく、実際の使いやすさも大切にされています。
そして、このバッグの魅力の中心はやはり素材にあります。
使用されているのは「Culatta Reverse(クラッタリバース)」と呼ばれるレザー。
馬の臀部から脚部にかけての一枚革を使用し、表面を削ぐことで裏側の表情を引き出した独特な素材です。
このレザーは、滑らかな部分とスウェードのような粗い部分が混在しているのが特徴です。
部位ごとの違いがそのまま現れるため、一つとして同じ表情のものはありません。
クラッタレザー自体が、しっとりとした質感と厚みを持ち、使い込まれたような風合いを最初から感じられる素材でもあります 。
また、光の当たり方によって見え方が変わるのも魅力のひとつ。
濃淡や陰影が自然に生まれ、使うたびに異なる表情を楽しめます。
TAGLIOVIVOは、こうした素材の個体差をあえて揃えません。
むしろその違いこそが価値であり、そのままデザインとして成立させています。
そのため、このバッグは「同じものが存在しない」一点物のような存在です。
ディテールもシンプルで無駄がありません。
開閉はアンティーク調のフックのみで、直感的に扱える仕様。
フラップはわずかに波打つ形に仕上げられ、エッジも裁ち切りのようなラフな処理が施されています。
こうした細部によって、上品さとラフさのバランスが自然に生まれています。
サイズ感もちょうど良く、必要な荷物をしっかり収納しながら、見た目はすっきりと収まります。
ハンドバッグとしての上品さと、ショルダーバッグとしての実用性を兼ね備えたバランスの良い設計です。
TAGLIOVIVOのバッグは、単なる収納アイテムではありません。
使い始めてから時間とともに変化し、持ち主の使い方によって表情を深めていく存在です。
最初から完成されているのではなく、使うことで完成に近づいていくプロダクトと言えます。
均一な製品ではなく、自分だけの表情を持つものを選びたい方にとって、このバッグは非常に魅力的な選択肢です。
使い続けることで、自分の一部のように馴染んでいく。
Doctor Handbag Lは、そんな関係を築けるバッグです。









