今日はMaria Turriから今季の新型として登場した “NAPOLEON JACKET ”をご紹介します。
BRAND : Maria Turri
ITEM :NAPOLEON JACKET WITH RABBIT DOLL
SIZE:44
COLOR : BLACK
FABRIC : ウール100% 裏地コットン100%
PRICE : ask
Pコートやダッフルコートといった定番の冬アウターとは一線を画す、Maria Turriらしい独自のスタイルを持った一着です。
ジャケットという型に対し、あらためて正面から向き合ったマリアの新たなアプローチとも言えるこのモデル。
フロントに等間隔で並んだ金属フック、それを左右対称に囲うような折り返しのパターン。
これらのディテールがまるで甲冑のような“装備感”を醸し出し、ミリタリーとクラシック、そしてどこかモードな匂いを共存させています。
“ナポレオンジャケット”という名前にふさわしい、威厳と存在感を纏った佇まい。
しかし、その中には、マリア・トゥーリが大切にしてきた「柔らかさ」も確かに息づいています。
使用されているのは、重厚なブラックメルトン。
しっかりと目が詰まったこの生地は、肉厚でハリもありながら、手に取るとどこかしっとりとしたタッチが感じられます。
見た目にはずっしりと重そうにも見えますが、実際に袖を通してみると、着る人の身体に沿うようにやさしく馴染んでくれる。
防寒性の高さと着心地の良さを両立した、冬の本格アウターとして申し分ない仕上がりです。
シルエットは、直線的で構築的なようでいて、柔らかさを感じるなラインが混ざり合っています。
肩は丸みを帯び、袖山の角度もやや低めに設定されているため、全体としては力みのない自然なフォルムに。
前を開けてラフに羽織ると一気に柔らかさが引き立ち、留め具を閉じるとぐっと緊張感のある印象に。
フロントの開け閉めや、襟の立ち具合で、ジャケットそのものの表情が変わるのも魅力のひとつです。
フックの留め具は、ひとつひとつが手作業で取り付けられたメタルパーツ。
無骨で実用的な印象を残しながらも、ボディ全体に対して非常にバランスよく配置されています。
また、このジャケットには、黒いラビットドールが付属しています。
以前ご紹介したベージュのロングジャケットに添えられていた白いドールと対をなすような存在で、素材も微妙に異なり、それぞれのジャケットに合うようマリア自身の手で選ばれています。
単なる装飾ではなく、マリアから着る人への「贈り物」として添えられたもの。
作り手と着る人の距離を少しでも近づけようとする、そんな彼女の静かな想いが感じられます。
マリア・トゥーリの服は、時として説明のいらない美しさを持っていますが、その背景には必ず、彼女自身の経験や価値観、そして感情のようなものが込められています。
郊外のアトリエで生まれる服たちは、どれも時間をかけて手作業で仕立てられ、誰のコピーでもない、彼女自身の言葉で語られているような感覚を覚えます。
このナポレオンジャケットもまた、マリアにとって「いま」着るべきジャケットとは何かを突き詰めた結果として生まれたもの。
トレンドやマーケットの論理に左右されない、まっすぐな美意識がそこにあります。
着ることで自分が強くなるような感覚と、着ることで包まれるような安心感。その両方を静かに共存させているのが、このジャケットの魅力です。
マリア・トゥーリの世界観を、ぜひこの冬のワードローブに加えてみてはいかがでしょうか。
流行とは少し違う場所で、でも確かに“自分らしさ”を引き出してくれる。そんな一着と出会える機会になれば幸いです。
なお、マリア・トゥーリのアイテムはHUESオンラインストアではアイテムリストのみ掲載し、価格の記載はございません。
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