メゾン マルジェラの名作スニーカー「Future(フューチャー)」が、2026年春夏コレクションで復刻されました。
2010年代初頭、スニーカーブームの中で独自の存在感を放った一足。
それが今季、クリエイティブ・ディレクター Glenn Martens の手によって再び登場。
BRAND : MAISON MARGIELA
ITEM :FUTURE MID-TOP
FABRIC : 牛革
COLOR : BLACK
SIZE :41.42
PRICE : ¥176,000-税込
ブランド創設者である Martin Margiela は、 「誰が作ったかではなく、服そのものを見てほしい」という考えを大切にしてきました。
タグにブランド名を記さず、ヒールには一本の白いステッチだけ。
ロゴを前面に出さない姿勢が、メゾンの特徴です。
Futureスニーカーも、その考え方を体現しています。
シューレースを隠し、留め具を見せない設計。
“主張しないデザイン”が、このモデルの魅力です。
Futureが誕生したのは2010年。
マルタン本人がメゾンを去った後、デザインチームによって制作されました。
当時のハイテクスニーカーの流れを取り入れながらも、 ロゴや装飾を抑えた、滑らかで一体感のあるフォルム。
スニーカーでありながら、どこかモードな空気を持つ一足でした。
今回の復刻では、 足首を固定するベルクロストラップがより立体的に調整されています。
見た目のボリュームが増し、フィット感も向上。
単なる復刻ではなく、今のバランスに合わせて再構築されています。
Futureの最大の特徴は、大きなレザーフラップ。
ヴィンテージのスキーブーツから着想を得たデザインで、 シューレースをすべて覆い隠します。
外から見ると、とても滑らかでシンプル。
しかしフラップの内側には通常の平紐があり、 しっかりと機能も備えています。
“機能はあるが、見せない”。 それがこのスニーカーの面白さです。
アッパーには100%ソフトカーフスキンを使用。
きめ細かく、自然なツヤがあり、足に馴染みやすい柔らかさ。
アッパーからソールまでを同系色でまとめることで、統一感のある仕上がりになっています。
ブラックの中に、履き口から少しだけ見えるベージュのライニング。
履いたときと脱いだときで印象が変わる、さりげないディテールです。
ヒールには、メゾンを象徴する一本の白いステッチ。
控えめながらも、確かな存在感を放ちます。
今季の提案は、裾をタックインするスタイル。
ワイドスラックスやレザーパンツの裾を、あえてFutureのタン内側に差し込み、アンクルストラップや構造を覗かせる。
足元に重心をつくり、モード寄りのバランスへ。
スニーカーでありながら、装い全体を引き締める存在感。
Futureは、決して派手なスニーカーではありません。
ロゴも露出も削ぎ落とされ、 一体化した造形の中に思想が込められています。
匿名性。 構造美。 抑制のデザイン。
メゾンのアーカイブと現代の感性が交差する、2026年春夏の象徴的な一足。
ぜひこの機会にお試しください。











