m.a+の靴には、装飾やトレンドといった一時的な要素ではなく、「素材」と「構造」、そして「時間」が織りなす純度の高い美しさがあります。
今回ご紹介するDouble Fold Short Bootも、その哲学を色濃く体現する一足。
ブランド初期から続く定番モデルをベースに、鮮烈な“High Risk Red”という特別なカラーで仕上げられた、
まさにm.a+ならではのプロダクトです。
NAME: Double Fold Short Boots
Fabric:OPAQUE VITELLO 1.2MM (CALF LEATHER)
Color:High Risk Red
SIZE:41
PRICE: ¥240,900(in Tax)
フォルムは、ブランドを象徴する「Double Fold(ダブルフォールド)」構造。
アッパーのレザーを折り返すように設計し、縫製箇所を極限まで削ぎ落とすことで、外観には一切の継ぎ目が見えません。
その仕立ては実にストイックでありながら、足を包み込むような自然なホールド感を併せ持ち、機能性も申し分ありません。
一見シンプルで静かな印象ながら、細部に宿る緊張感と構造の美しさは、まさにm.a+の真骨頂。
アッパーに採用されている素材は、OPAQUE VITELLO(オペーク・ヴィテッロ)と呼ばれるカーフレザー。
革の銀面を丁寧に削り取ることで、ヌバック調のマットな質感を作り出し、不均一なシワや染まりのムラが独特の表情を生んでいます。
そこに重ねられたのが、印象的な“High Risk Red”。
強いレッドカラーでありながら、マットな表情のレザーと組み合わさることで、主張しすぎることなく、むしろ抑制された緊張感を生み出しています。
m.a+は色彩を“デザイン”としてではなく、“素材との関係性”として捉えます。
この一貫した姿勢が、アッパーにとどまらず、レザーソールや+マークに至るまで赤で染め上げられた設計にも現れています。
すべてが同一トーンで構成されることで、靴全体が彫刻のような統一感を持ち、強い造形力と存在感を放ちます。
このブーツのもうひとつの魅力は、履き込むことで生まれる経年変化です。
m.a+は、“時間とともに完成していく服や靴”を目指しており、このブーツもその例に漏れません。
履くほどに革は馴染み、細かいシワが刻まれ、艶が増し、赤の中に深みと陰影が宿っていきます。
最初は鮮やかなレッドでも、次第に渋みを帯び、履き手だけの色へと変化していく。
どんなボトムスとも組み合わせることができますが、その存在感を消すことはできません。
むしろ潔く足元の主役として際立たせてこそ、このブーツの本領が発揮されます。
シンプルなワントーンのコーディネートにこの赤を差し込むだけで、装い全体が引き締まり、明確な軸が生まれます。
決して派手すぎず、どこか静かな迫力を備えた赤。それが“High Risk Red”の真骨頂です。
このブーツは単に「赤い靴」ではありません。
素材、構造、色、そして経年変化のすべてが交差することで成立している、m.a+の思想を凝縮した一足。
履き込むことで完成し、時間とともに唯一無二の表情を獲得していく。
その過程こそがこの靴の魅力であり、本質。
見た目のインパクト、革の質感、構造の美しさ、履き心地、そして時間とともに深まる表情。
ぜひ、この機会にお試しください。
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