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Dec. 22. 2025

イザベラ ステファネッリのジャック フライト 2025ver.

本日は、イザベラ・ステファネッリのコレクションの中でも、特にご好評をいただいているニットアイテムをご紹介します。   ITEM:JACK FLIGHT Fabric:ウール100% SIZE:M PRICE: […]

イザベラ ステファネッリのジャック フライト 2025ver.

本日は、イザベラ・ステファネッリのコレクションの中でも、特にご好評をいただいているニットアイテムをご紹介します。

 

ITEM:JACK FLIGHT

Fabric:ウール100%

SIZE:M

PRICE: ASK

 

モデル名は JACK FLIGHT。

ブランドの世界観と手仕事の魅力が詰め込まれた一着です。

JACK FLIGHT は、アメリカの小説家・詩人であり、ビートニクを代表する作家のひとり、ジャック・ケルアックから着想を得て製作されています。

イザベラ・ステファネッリの服づくりは、いつも「人」から始まります。

彼女自身の人生の中で強く心に残っている人物や、思想や姿勢に影響を受けたアーティスト。

その人たちがどのように考え、どのように世界と向き合ってきたのか。

そうした思考や佇まいの断片を丁寧に読み取り、衣服の形へと翻訳していく。

それがイザベラのものづくりの出発点です。

だからこそ、パターンはあえてシンプルに設計されています。

形で強く主張するのではなく、素材が持つ表情や動きが、着る人の身体の上で自然に現れるように。

それぞれのガーメントには、そうした背景や思いをそっと伝えるタグが添えられています。

縫製は、テーラリングを基礎とした最小限で強度のあるステッチを用い、すべて手縫いで行われています。

目立つ装飾はありませんが、長く寄り添える服であるための、誠実なつくりです。

JACK FLIGHT もまた、ケルアックの自由な精神や、移動し続ける感覚、そして内省的な静けさを、ニットというかたちで表現した一着。

ベースとなっているのは、イギリス・アラン諸島に伝わる伝統的なフィッシャーマンニット。

しかし、単なるクラシックの再解釈ではありません。

昨日ご紹介した手機織りと同じように、ニットもイザベラの制作に欠かせない要素のひとつです。

南イタリアで、夏の路地に腰を下ろし、穏やかな時間の中で編み物をする女性たち。

そんな記憶の風景が、後にイギリスで出会った伝統的なアランニットと重なり、彼女自身のニット表現へとつながっていきました。

こうして生まれたのが、織りの構造とも静かに呼応する、イザベラならではのアランニットです。

自身の機織り生地のデザインからパターンを抜き出し、ニットとして再構築することで、 どこか新しく、それでいて親しみのある編み柄が生まれています。

ニットは、イングランドやスコットランドの熟練したニッターによって丁寧に編まれています。

使用する糸は、アイルランド・ドニゴールで紡がれたもの。

一部の糸には、ロンドンのスタジオで手撚りを加え、やわらかな表情の揺らぎを与えています。

編み上がった後も、ものづくりは続きます。

スタジオに戻り、かぎ針や手縫いによって組み立てを行い、ようやく一着の服として完成します。

その完成までには、数週間という時間がかけられています。

 

アイボリーからベージュへと移ろう、微妙に異なる4色の毛糸を使い、ストライプ状に手編みされています。

身頃はプレーンな編み、袖にはケーブル編みを施し、さりげない表情の変化を加えています。

複数の編み組織を組み合わせることで、ひとつのニットの中にさまざまな表情が共存しています。

さまざまな「編み」が溶け合い、ひとつの作品として成立している。

その感覚は、手編みならではのものです。

ディテールにも、イザベラらしいこだわりが随所に見られます。

左右のポケットの裏地には、贅沢にも手機で織り上げられた手織り生地を使用。

仕上げには細かなハンドステッチが施され、表からは見えにくい部分にまで、丁寧な手仕事が行き届いています。

 

 

続いて着用感を。

形成はすべて「編み」で行われており、縫製による切り替えはありません。

そのため、身体の丸みや動きに自然に寄り添い、落ち感もとてもナチュラルです。

着用を重ねることで生まれる、わずかな伸びや馴染みさえも、このニットの表情の一部として楽しんでいただけます。

シルエットは、全体的に丸みを帯びたフォルム。

ドロップしたショルダーに、身幅と同じようにゆとりを持たせたアーム。

身幅にも余裕を持たせつつ、着丈はカーディガンとしてはやや長めに設定されています。

一見するとボリュームのあるニットですが、イザベラ特有の肩の落ち感が効いており、着用すると不思議とすっきりとした印象にまとまります。

男女問わずお召しいただける、懐の深いサイズ感です。

厚みのある編み地のため、ベースはニットですが、「ニットアウター」と呼ぶほうがしっくりくる存在です。

ニットならではの通気性はありつつも、シェトランドウールの特性により、多少の雨であれば弾き、しっかりとした暖かさも備えています。

日常の中で着込んでいくほどに、程よい起毛感が生まれ、表情が少しずつ変化していく。

その変化さえも、このニットの魅力のひとつです。

どんどん使い込み、身体に馴染ませるように育てていきたくなる。

そんな時間の経過を楽しめる一着でもあります。

 

大量生産では決して生まれない、手編みならではの風合いと時間をまとったニット。

記憶や感情、技法の積み重ねが、静かに編み込まれています。

袖を通したとき、その背景にある人の手の気配や、ゆっくりと流れた時間を、自然と感じ取っていただけるはずです。

ぜひ実際に、手に取り、袖を通してみてください。

写真や言葉だけでは伝えきれない、このニットならではの軽さとシルエットの美しさを、きっと実感していただけると思います。

 

 

 

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商品の細かな詳細については明日からのブログでご紹介していきます。

皆様のご来店、並びにお問い合わせをお待ちしています。

 

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