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May. 18. 2025

イザベラ ステファネッリのヴァージニアno.11

毎シーズン異なる布で姿を変えながら登場する、Isabella Stefanelliを象徴するシグネチャーピース「VIRGINIA」。 織り柄・糸色・質感などテクスチャーの対比によって一着の中に複層的な奥行きをもたせた作品 […]

イザベラ ステファネッリのヴァージニアno.11

毎シーズン異なる布で姿を変えながら登場する、Isabella Stefanelliを象徴するシグネチャーピース「VIRGINIA」。

織り柄・糸色・質感などテクスチャーの対比によって一着の中に複層的な奥行きをもたせた作品です。

ITEM: VIRGINIA no.11

Fabric: 50% li 40%co 10%he(ハンドウーブン)

SIZE:M

PRICE: ASK

手仕事による織りと縫製、そして独自の構築美が詰まったこのコートは、まさにアートピースのような存在感を放ちます。

正面から見れば、幾重にも濃淡が重なるような織りの表情。

グレイッシュな色彩のなかに、細やかな光沢とマットな陰影が入り混じり、自然光のもとでその深みが一層際立ちます。

粗野とも言える太番手の節糸と、滑らかな細糸の交差。

規則性と不規則さが共存することで生まれる質感のうねり。

それは布でありながら、まるで鉱物のような、自然の造形物のような存在感を放っています。

この生地はすべて、イザベラ本人の手によって手機織機で織られたもの。

糸の選定から設計、テンションのかけ方までをすべて自身で調整しながら織り上げられています。

柄の構成はもちろん、部分ごとに糸の撚り加減を変えるなど、微細な工夫が凝らされた布は、手織りでしか表現できないもの。

いわば、服というより一枚の織物作品です。

「VIRGINIA」は、シンプルな前開きのローブコートの形をベースにしながらも、パターンの引き方が非常に独特。

身頃の前後・袖をすべて一体化させるようにして、極力シームを排した構造を採用しています。

背面を見ていただくと分かる通り、脇に切り替えのない一枚布構成。

さらにその布は、生地の「横使い」を前提として裁断されており、裾には生地端=セルヴィッジがそのまま活かされています。

このため、裾は縫い代の重なりもなく、すっきりとしたラインに。

着丈も、生地の機幅の中に自然に収まるよう設計されているため、素材の美しさを最大限に引き出す構成です。

裁ち切りの箇所は、解れやすい手機生地を保護するため、すべて同素材の糸による手まつりで補強。

見た目にはほとんど見えないほど細やかで、職人技と呼ぶにふさわしい仕上がりです。

 

続いて着用感を。

肩は大きく落とし、袖も自然にカーブを描くように接がれており、着たときに身頃が包み込むように身体に沿って落ちる構造になっています。

生地そのものに柔らかさと張りの両方を併せ持たせているため、着用時のシルエットには独特の膨らみとドレープが生まれます。

ポケットの配置や形状も特徴的で、正面に縫い付けられた大きめのパッチポケットは、視覚的なアクセントとしてだけでなく、

織りの違いを一層際立たせる役割も果たしています。

Isabella Stefanelliの洋服は、完成された作品というより、「着ることによって完成していく服」です。

日常の動きとともに布がやわらかく馴染み、手織りゆえの微妙な凹凸が、身体に合わせて少しずつ変化していく。

まるで時間を編み込むような服。

量産とは対極にあるこの一着には、使い込むことでこそ深まる美しさがあります。

男女問わず、体型も問わないフリーなサイズ感で、纏う人それぞれの体に、自然と馴染んでゆく。

まさに「その人のもの」になっていく1着です。

 

なお、HUES 3rd floorをご覧になりたい方は、ご来店時にHUES 1st floorにてお申し付けください。

※Isabella Stefanelliの商品は、ブランドの意向によりお値段の掲載が出来ません。気になるお客様は、メールかお電話にてお問い合わせください。

 

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