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May. 16. 2025

イザベラ ステファネッリのハーヴェイ

Isabella Stefanelliが手がける、新たな「HARVEY」。 これまで秋冬に展開されていたハンドニットの型をもとに、今季は彼女自身が織り上げたハンドウーブン生地で再構築された一着です。 ITEM:HARVE […]

イザベラ ステファネッリのハーヴェイ

Isabella Stefanelliが手がける、新たな「HARVEY」。

これまで秋冬に展開されていたハンドニットの型をもとに、今季は彼女自身が織り上げたハンドウーブン生地で再構築された一着です。

ITEM:HARVEY no.17
Fabric:50% li 40%co 5%bamboo 5%soya 5% raffia
SIZE:L
PRICE:¥ask

 

Isabellaの服作りは、「生地から始まる」。

この一着も例外ではありません。

糸の太さや撚り方、色の組み合わせにまで意識を行き渡らせながら、彼女はアトリエにて一から布を織り上げています。

特に今季は、あまく撚った糸と強く撚った糸を混ぜることで、生地の表面にわずかな起伏と光の陰影を生み出し、目に映る印象にも、触れたときの感覚にも、奥行きが感じられます。

さらに、絨毯に用いられる「オーバーショット」の技法を服地に応用。

構造そのものに織り模様を組み込むことで、視覚的な装飾性と構築性が自然に共存する、唯一無二の表情が宿されています。

裾や袖口には、織り端(セルヴィッチ)をそのまま使用。

布を切らず、自然のままの端を活かすことで、縫製を減らしつつ、布本来の力を服に引き出しています。

生地が解れてしまいやすい裁断部分には、まるで見えないほどの細かな手まつりが施され、洋服全体の完成度を底支えしています。

 

身幅をゆったりととった丸みのあるシルエットに、深く落ちたショルダーライン。

袖も広めに設計され、リラックスしたバランスながら、着たときには自然と身体に沿って立体が立ち上がります。

外から見ると「ゆとり」、内側から着ると「精緻」。

この二面性は、Isabellaのパターンワークの妙に他なりません。

最低限のパーツで構成されているにもかかわらず、着用時には驚くほど完成された立体構造を描き出します。

サイズはLですが、ジェンダーや体型を問わず、身体の輪郭に呼応するように馴染むつくり。

ニットに近い柔らかさと、ジャケットのような構築性を併せ持ち、羽織るたびにその完成度の高さが伝わってきます。

Isabella Stefanelliの服は、道具的な服飾ではなく、「装うこと」に感性と思考を求めてきます。

糸から布へ、布から形へ。

その全てを自身の手で設計し、縫い、仕立てるこの服は、単なる一着を超えた存在です。

着ることで完成し、時間とともに自分のものになっていく――そんな「服と人との対話」を許す、希有な洋服です。

 

 

 

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