
IRENISAの2025年春夏コレクションより、ブランドを象徴する定番型「MIDDLE LENGTH SHIRT」をご紹介します。
BRAND : IRENISA
ITEM :MIDDLE LENGTH SHIRT (IH-25SS-B023-NDC )
SIZE :2.3
COLOR 😀 GREY
MATERIAL: ウール71% キュプラ17% ナイロン12%
PRICE : ¥48,400-(税込)
これまで22FW、23SS、23FWと展開されてきた人気の継続型。
今季は深みあるダークグレーカラーでの展開となります。
一見シンプルに見えながら、素材、設計、構造のどれを取ってもIRENISAらしい緻密な視点と技術が凝縮された1着です。
生地は、尾州で織られた強撚ウールキュプラ。
そこにナイロンを加え、全体でウール71%、キュプラ17%、ナイロン12%の比率で構成されています。
この素材は太さの異なる糸を交互に並べて織ることで、凹凸のある独特のテクスチャーを生み出し、盛夏でも涼しく着用できるドライなタッチが特徴です。
手に取った瞬間にわかる“さらり”とした質感は、実際に袖を通したときに軽やかな快適さとして体感できます。
また、黒糸のナイロンをウールに巻き付ける独自の技法により、色味には深さと奥行きが生まれ、光の当たり方によって表情が変わるのも魅力です。
無機質ではない、柔らかさと芯を併せ持ったダークグレーに仕上がっています。
全体のフォルムは、身幅を広く取ったゆったりめの設計。
着丈は腰をしっかりと覆う長さで設定されており、シャツとしてだけでなく、軽い羽織りやカーディガンのようにも使える応用力があります。
前立ては途中で切り替えるデザインになっており、プルオーバーのような印象も。
そこにIRENISAならではの構造的な遊びが加わり、シンプルな見た目の中にデザインの深みが感じられます。
衿まわりやステッチワークはシャープで無駄がなく、ゆるさの中にピリッとした緊張感が宿るバランス感。
ボタンにはすべてロゴ入りの本貝ボタンを採用し、目立ちすぎず、でも確かな存在感を放っています。
実際に着用してみると、肩から腕、背中にかけての動きが非常に滑らかで、身体の動きに自然と寄り添う感覚があります。
生地の落ち感も非常に美しく、身体の線を拾わず、それでいて野暮ったくならないシルエットは、IRENISAならでは。
とくにサイドから見たシルエットは、直線的でありながら、後身頃のラウンドがやわらかく仕上がっており、どの角度から見ても立体的な印象を与えます。
パンツとのバランスも取りやすく、タックインせずとも様になります。
1枚でシャツとして着るのはもちろん、肌寒い日は羽織りものとして。
幅広い季節に重宝する、実用性に優れたアイテムです。
ぜひ店頭で、実際にその着心地と佇まいを確かめてみてください。
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