今日は、26SSがスタートしたばかりのIRENISA からコートをご紹介します。
BRAND : IRENISA
ITEM : DOUBLE-BREASTED CHESTER COAT
FABRIC : ウール100%
SIZE : 2.3
COLOR :DARK BROWN.DARK NAVY
PRICE : ¥148,500-(税込)
今シーズンのラインナップの中でも、まず袖を通していただきたい一着。
朱子織のウール素材を使った、ダブルブレステッドのコートです。
生地そのものが持つ静かな美しさと、 イレニサならではのパターン設計が組み合わさることで、
「主張しすぎないのに、着る人の輪郭をきれいに見せてくれる」 そんな印象のコートに仕上がっています。
使用されているのは、尾州産地で織られたファインメリノウール。
そこへ強撚をかけ、朱子織(サテン組織)で仕立てています。
強撚ならではの
・ドライなタッチ
・しなやかなコシ
そして、朱子織特有の
・深みのあるマットな光沢
触れると軽やかで、目には落ち着いた艶が宿る。
そのコントラストが、とてもイレニサらしい表情です。
春・秋・冬と、3シーズン対応できる生地感。
着込むほど、身体の動きに馴染みながら輪郭が柔らぎます。
見えない部分にも、きちんと手が入っています。
衿裏はカラークロスで仕立て、薄い肩パッドを忍ばせることで自然な立ち上がりをつくり、袖は本切羽仕様。
ボタンはすべてロゴ入りの本水牛です。
どれも大きく主張する装飾ではありませんが、着た瞬間の安心感や落ち感、コートとしての説得力へとそのままつながっています。
裾や袖の直線的なカッティングとダブルブレストの構成が、モードな印象をさりげなく強めつつ、
カチッとしすぎない柔らかい余白を残しているのもこのコートらしいところです。
このコートで印象的なのが、シルエットのつくり方。
身頃はややリラックスしたボリューム感。
背中には深いベンツが入り、歩くたびに生地がふわりと追いかけます。
一方で、襟まわりはクラシックなジャケットのバランス。
モードとテーラリング、その間を静かに行き来するような設計です。
そして、イレニサの特徴でもあるのが、 同じモデルであっても、生地が変わればパターンも微調整する という姿勢。
生地の重さ、伸縮性、落ち感。 それらを一枚ずつ見極めながら、パターンを再構築していく。
多くのブランドでは“同型で展開”が一般的ですが、 そこを当たり前にしないところに、イレニサの思想が感じられます。
着心地は見た目以上に軽やかです。
身幅にはゆとりがあり、羽織るように着ることができるサイズ設計で、オーバーサイズとは違う「ちょうどいい空気感」。
体型を限定せず、さまざまな方にきれいに馴染みます。
前を開けると、生地が風を孕んで立体的に揺れ、イレニサらしいパターンワークが自然と際立ちます。
前を留めれば、ぐっとモードな表情に切り替わる。
ひとつのコートのなかで、静かな変化を楽しんでいただけると思います。
IRENISAの洋服は、多くを語ろうとはしません。
ですが、袖を通した瞬間に伝わるものがあります。
素材の質感、パターンの呼吸、裏側に積み重ねられた仕事。
派手ではないのに、日常の中でふと「いいな」と感じる瞬間が訪れる。
そんな一着。
ぜひ、店頭でお試しください。













