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Sep. 06. 2024

タリオヴィヴォ ハンドダイダービーシューズ

今回は、タリオヴィヴォの新作レザーシューズをご紹介します。 当店でも人気を誇るレザーブランド「タリオヴィヴォ」が、満を持して初めて革靴を制作しました。 しかも、このシューズは完成までに約2年もの歳月を費やした、こだわり抜 […]

タリオヴィヴォ ハンドダイダービーシューズ

今回は、タリオヴィヴォの新作レザーシューズをご紹介します。

当店でも人気を誇るレザーブランド「タリオヴィヴォ」が、満を持して初めて革靴を制作しました。

しかも、このシューズは完成までに約2年もの歳月を費やした、こだわり抜かれた一品です。

革のプロフェッショナルであるタリオヴィヴォだからこそ実現できた、他にはないレザーシューズです。

BRAND: tagliovivo

ITEM: HAND DYED DERBY SHOES

FABRIC: ホースレザー

SIZE: 40, 41, 42

COLOR: ABYSS

PRICE: ¥117,700 (税込)

この靴は、約2年間の試行錯誤の末に生まれました。

革靴の形状、使用される革の質、そして最終的な色合いまで、すべてにおいて徹底的に研究が重ねられています。

その中でも最大の特徴は、革の独特な表情と、ブランドのアイコンでもあるメタルパーツの使い方です。

使用されている革は、やや厚みがあり、しっかりとしたホースレザー。

使い込むほどに風合いが増し、タリオヴィヴォならではの靴の魅力を引き出してくれます。

さらに、デザイナー自身がハンドダイを施すことで生まれる唯一無二の色合いは、まさに芸術品です。

カラー名は「ABYSS(アビス)」。

深淵を意味するこの名前の通り、底知れぬ深さを感じさせる濃い色合いで、ブラックとは異なるダークカラーの中に青や紫が微妙に混じり合い、独特の色味を醸し出しています。

そして、この深みのある色合いに負けない存在感を放つのが、かかとに配されたメタルパーツです。

タリオヴィヴォのアイテムにはほとんどこのメタルパーツが使用されていますが、これは19世紀中〜後期に作られた約200年前の錬鉄を再利用したもの。

レザーとこの無骨なメタルのコントラストこそ、タリオヴィヴォのアイテムの真髄です。

さらに、このメタルパーツはヒールにも組み込まれており、さりげないながらも個性を放ち、靴全体をより無骨で力強い印象に仕上げています。

また、通常ヒールにメタルを組み込むことはほとんどありません。

この靴は、デザイナージョルダーノ氏による革の選定から始まり、木型職人、アッパー職人、吊り込み職人、ソール縫製職人、ヒール職人、そしてメタル職人など、各工程を担当する職人たちの手が一つに合わさり、ようやく完成するものです。

特にメタルパーツに関しては、靴がある程度完成した後にメタル職人がヒールに取り付け、その後再び靴作りの職人に戻されるという、非常に手の込んだプロセスを経ています。

一足の製作に相当な時間を要する作り方ですが、この工程を経てこそ、他にない靴が完成しています。

また、靴の形状を作り出す木型にもこだわりがあります。

オーセンティックな外羽根のデザインでありながら、少しボリュームがあり、横幅が広め。

トゥの形は控えめで、この靴ならではの絶妙なバランスが取れています。

製法は「ブラックラピド製法」という手間のかかる技法を採用。

インソールとミッドソールを縫い、さらにミッドソールとアウトソールを縫い合わせる、二度縫いすることで、靴がしなやかになり、履くほどにトゥが反り返り、歩きやすくなります。

さらに耐久性も兼ね備えた製法です。

それだけでなく、アウトソールを半分に割り、縫糸が外に出ないようにする「ヒドゥンチャンネル製法」を採用しているため、縫い目の摩耗を防ぎ、見た目もよりシンプルで洗練された仕上がりになっています。

また、ソールの内側には中物が入っているため、履くほどに足型に沈み込み、さらに歩きやすくなります。

アッパーのホースレザーも、履けば履くほど革の表情が増し、色合いが深まり、唯一無二の風合いを楽しめます。

そんな革、そして色の経年変化が楽しめるのがタリオヴィヴォの靴です。

ぜひ、タリオヴィヴォ渾身のレザーシューズを、自分だけの一足に育ててみてください。

 

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