半分ほどに凝縮し、少し知的な余韻が残るように整えました。
Ground Yから、3本のネクタイが届きました。
蜘蛛、髑髏、蠍。
モチーフだけを聞くと強く感じますが、実物はそれほど直接的ではありません。
黒いシルクの上を白い糸が細く走り、その線の途中に蜘蛛や骨、蠍が潜んでいる。
柄を見せるというより、黒の中に一本の白い線を入れるためのネクタイです。
黒いシャツ、黒いパンツ、黒いジャケット。
見慣れた組み合わせに一本加えるだけで、全体の見え方が少し変わります。
3本とも、先端はスクエアエンド。
尖ったネクタイ特有の端正さが少し薄れ、シャツやジャケットの中から垂らしておく使い方が自然に見えます。
きっちり締めるためのネクタイというより、黒い服の中に細い刺繍の線を落とすための一本。
ジャケットだからこう着る。
ネクタイだからこう締める。
そうした決まりから少し外れたところに、Ground Yらしい面白さがあります。
SPIDER-EMBROIDERED SQUARE-END TIE
GW-N03-450 / ¥17,600
蜘蛛の巣から一本の糸が上へ伸び、その途中にも小さな蜘蛛の巣が入ります。
3本の中では一番細かな刺繍。
少し離れて見ると蜘蛛だとはすぐに分からず、白い線だけが浮いて見えるくらいです。
モチーフを前に出したくない方には、個人的にはこれが一番使いやすいと思います。
SQUARE TIE WITH SKULL EMBROIDERY
GW-N04-451 / ¥17,600
頭蓋骨と骨。
今回の中では一番分かりやすいモチーフです。
ただ、髑髏を大きく置いて終わりではなく、骨から伸びる細い線がネクタイの長さを使って描かれています。
黒いジャケットの内側から少し覗くくらいでも十分。
ヨウジの黒に少しパンクな匂いを足したいなら、これで間違いありません。
SCORPION-EMBROIDERED SQUARE-END TIE
GW-N05-452 / ¥17,600
上下に二匹の蠍。
その間を白い線が一本繋いでいます。
蜘蛛より図案ははっきりしていますが、左右に広がる柄ではないので、実際に締めると意外と収まりがいい。
細長いネクタイの形そのものを使った図案で、3本の中では少し癖があります。
ネクタイというと、シャツとジャケットを着て、きちんと結ぶものだと思いがちです。
でも、この3本はそこまで真面目に考えなくていい。
黒いロングシャツに垂らしてもいいですし、ウールギャバジンのジャケットから刺繍だけ覗かせてもいい。
結び目を少し緩くするだけでも見え方は変わります。
服を何年も着ていると、新しい服を買うこと以上に、すでに持っている服をどう着るかが面白くなってきます。
いつもの黒い服に、蜘蛛か、髑髏か、蠍を一本。
こういう小さな違いが、案外長く楽しめます。









