
今日はGEOFFREY B. SMALLから届いたばかりのこちらのアイテムをご紹介します。
ITEM:handmade long shirt w/double collar
FABRIC:hand dyed pure Como 100% cotton jacquard
COLOR:hand dye black
SIZE:S
イタリア・ヴェネツィア郊外、CavarzereにあるGEOFFREY B. SMALLのアトリエから、世界でわずか4着のみ製作されたロングシャツ。
その中でも日本に届けられたのはたった1着。
そしてその1着が、HUESに託されました。
素材には、タリア・コモで特別に織られた純綿のジャカード織。
独特の光沢と立体感が生まれ、表情に深みを与えています。
その生地を、ヴェネツィア近郊の工房にて一点ずつ手染めし、10時間以上をかけて深みのあるブラックへと染め上げています。
色の濃淡、滲み、ムラ感――それらはすべて手作業による偶然性が生む、唯一無二の表情です。
シャツのデザインは、クラシックなヨーロッパのドレスシャツをベースに、大胆に着丈を伸ばしたロングシルエット。
襟は2WAY仕様で、スタンドカラーとクラシックカラーを付け替えて楽しめます。
内側はフレンチシームで構築され、肌に触れる裏側まで丁寧に仕立てられています。
ボタンには、イタリア・パルマの名工クラウディオ&チンツィア・フォンタナが手がけた本水牛ボタンを。
そのボタンを受けるホールは、ミラノのBozzolo Milanoが生産する高級シルク糸を用いて、13箇所すべてを10分以上かけて手縫いで仕上げています。
ラベルにはMion社のピュアシルクラベルを採用。
ポリエステル糸を使わないこの仕様は、ラグジュアリーブランドでは世界初の取り組みとも言われています。
そして、このシャツが本当に魅力を放つのは、袖を通した瞬間です。
見た目は長さのあるボリューム感を感じさせる一着ですが、着てみると驚くほど軽やか。
深めのサイドスリットが足さばきを助け、歩くたびに柔らかく生地が揺れ、立体感のある動きが生まれます。
首元にふんわりと立ち上がる襟のライン、袖口に現れる生地の落ち感、背面の縦に走るライン。
どの角度から見ても美しく、着る人の動作によって表情を変えていきます。
モードな空気感を漂わせながらも、過剰な主張はなく、むしろ静かに背景に馴染んでいく。
しかしその佇まいには確かな芯があり、語らずとも伝わる存在感があります。
GEOFFREY B. SMALLが目指す「時間をかけて丁寧に仕立てたものだけが持つ強さ」。
このロングシャツには、その哲学がすべて込められた一着です。
ぜひこの機会にご覧ください。
今回の入荷に合わせて、Geoffrey B.Smallの25年春夏アイテムリストも更新してます。
こちらもぜひご覧ください。
HUES 3rd floor
福岡市中央区警固1-15-28
092-717-6074