Geoffrey B. Smallのコロンビーナ生地と聞くと、多くの方はコートやジャケット、ベストのようなアウターを思い浮かべるかもしれません。
実際、先日ご紹介したカリアージカシミアを使ったコロンビーナのベストも、まさにそんな一着でした。
手織りならではの厚みや空気を含んだ質感は、外側に着る服だからこそ味わえるものだと思われがちです。
ですが、Geoffreyは今回、その考え方を少し変えてきました。
コロンビーナの生地を、毎日のように身体へ近い場所で着られる服へ。
それが、今回ご紹介するですコロンビーナのプルオーバーです。
形はとてもシンプルな丸首のプルオーバー。
けれど、その中身は一般的なスウェットやカットソーとはまったく違います。
生地はLanificio Tollegno 1900のメリノウール糸を使い、イタリア・Tessitura La Colombinaで18世紀から受け継がれる木製手織り機によって織られたダイアゴナルツイル。
職人が一枚ずつ手で織り上げるため、一着分の生地を作るだけでも二日以上の時間がかかります。
織り上がった生地は、さらにジェフリーの工房で15時間以上かけて手染めと洗いを繰り返し、ようやく服へと仕立てられていきます。
さらに総裏には、イタリア・コモのBrennaファミリーによる16匁シルクラソサテンを贅沢に使用。
袖を通した瞬間の滑らかさは、ジャケットの裏地というより、高級なルームウェアを着た時の感覚に近いかもしれません。
手織りのウールと総裏シルク。
言葉だけ聞けば重厚な服を想像しますが、実際は驚くほど軽やかです。
もちろん、カンガルーポケットの内側までシルク。
襟や袖口、裾の始末は手縫い。
ブランドタグもシルク製で、シルク糸だけを使って縫い付けられています。
見えないところまで徹底する姿勢は、このブランドではいつものことですが、この服ではその積み重ねが着心地へそのまま繋がっています。
そして、この服で特に驚かされるのは着心地です。
コロンビーナの手織り生地には、機械織りにはない自然な伸縮があります。
身体の動きに合わせてゆっくりと布が追従し、張り付くことも、突っ張ることもありません。
着ている感覚は、贅沢なスウェットのようでもあり、それでいて布の表情は明らかにGeoffrey B. Small。
インナーとして着ても、一枚で着ても成立する。
コロンビーナ生地に対して、これまで持っていたイメージを静かに覆してくれる一着です。
今回製作されたのは世界でわずか2着。
そして、その2着はどちらもHUESのためだけに作られました。
コロンビーナの生地をアウターとしてではなく、もっと日常的に楽しめる服へ。
そんな発想から生まれたこのプルオーバーは、Geoffrey B. Smallの服作りを知る方ほど、新鮮に映るはずです。
その他にも多数のジェフリー B.スモールのアイテムが入荷しております。
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HUES
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