
本日はGeoffrey B. Smallの最新コレクションより、全世界で1本のみ製作された特別なパンツをご紹介いたします。
ITEM:handmade double pleatted exaggerated trouser with side pockets
FABRIC:hand washed Biella extrafine super 120's 100% Tasmanian wool
COLOR:hand wash black
SIZE:44-46(one size)
World exclusive for HUES
今回ご紹介するのは、3型あるうちの「ブラック無地」モデル。
素材には、イタリア・ビエラで織られたスーパー120’sのエクストラファイン・タスマニアウールを使用。
細くて柔らかな高級ウールを、ヴェネツィア近郊の工房で10時間以上かけて手洗い加工することで、独自の風合いと深みのある表情が生まれています。
無地でありながらも奥行きのある黒は、しっとりとした質感と控えめな光沢をたたえており、静かで洗練された存在感を放ちます。
Geoffreyらしい“余白の美学”が詰まった一着です。
パンツのシルエットは、同ブランドの中でも最も生地分量の多い、袴型のスーパーワイドシルエット。
フロント・バック共に深くとられたプリーツにより、歩くたびに豊かなドレープが生まれ、空気をはらんだような立体的な動きが感じられます。
デザイン面では、視覚的な装飾をそぎ落としながらも、ボリュームと構造の妙でシルエットそのものを主役に。
フラットな黒で統一されたことで、より研ぎ澄まされた印象があり、他2色に比べてモードな雰囲気が強く漂います。
フロントはドローコードによるシンプルな構成。
ベルトなしで着用でき、ウエストから腰にかけて自然とフィットします。
ウエスト位置によって見え方が変わるため、コーディネートに合わせた着こなしが可能です。
ここからは実際の着用感について。
まず印象的なのは、その軽さと柔らかさ。
着用者の動きに呼応して布が滑らかに波打ち、スカートのようでもあり、ワイドパンツのようでもある独特のニュアンスを見せてくれます。
実際に穿いてみると、腰回りから裾までたっぷりと空間が設けられ、布が身体にまとわりつくことなくゆるやかに流れます。
特にブラックはその陰影が際立つことで、歩行時のドレープに美しいコントラストが生まれ、より造形的なシルエットが印象づけられます。
丈はクロップド気味に設定されており、足元には軽快さも。
サンダルやスニーカーとの組み合わせはもちろん、シャープなレザーシューズとも好相性。
シンプルな黒だからこそ、スタイリング次第でミニマルにも、実験的な表現にも振ることができます。
ハイウエストに穿けば、Aラインのような構築的なシルエットが際立ち、よりエレガントな印象に。
逆に腰でラフに穿くと、落ち感のあるワイドパンツとしてのリラックスした雰囲気を楽しめます。
ミニマルな外観の中に、緻密な構造と手仕事が込められた一着。
静かに個性を放つ、Geoffreyならではの黒。ぜひその質感と存在感を、実際に袖を通して体感してみてください。
HUES 3rd floor
福岡市中央区警固1-15-28
092-717-6074