2025年秋冬シーズン、Geoffrey B. Smallの新作が、イタリア・カヴァルツェレのアトリエからHUESに届きました。
ひとつひとつのアイテムに、デザイナーであり、テーラーでもあるGeoffreyの思いが込められた最新コレクション。
彼のものづくりに、流行という言葉は存在しません。
あるのは、時代の“本質”を見つめ続ける眼差しと、その眼差しに忠実であろうとする職人としての誠実さ。
だからこそ私たちは、毎シーズン新作を迎えるたびに、その奥行きと熱量に驚かされ、同時に心を掴まれます。
今シーズンは、新型モデルに当店別注アイテムも含め18アイテムがラインナップ。
今日は入荷アイテムをダイジェスト的にご紹介させてください。
まずご紹介したいのは、
Geoffrey B. Smallが最高峰の生地アラシャンカシミアを仕立てた、世界に一着だけの特別なジャケット。
Geoffreyを代表するウールミルであるPiacenza社が手がけるこの生地は、
しっとりと柔らかく、肌に吸いつくような質感が特徴です。
羽織った瞬間に感じるのは、軽やかさではなく、優しいしっとりした重みと安心感。
着る人の体に自然と馴染み、内側から落ち着きを与えてくれるような着心地です。
仕立てはGeoffreyらしく控えめで誠実。
派手さはなくとも、細部に宿るディティールの美しさが、着る人の佇まいを引き立ててくれます。
素材の特別さと、仕立ての誠実さ。その両方がひとつになった、まさに“自分のために着たい”一着です。
次にご紹介するのは、ジェフリーの哲学が色濃く表れるシリーズ「Colombina(コロンビーナ)」の新作コート。
今回入荷したのは、性別・体型・年齢を問わずあらゆる人が着用できる、
いわゆる“one size fits all”の探求から生まれたニューモデル。
昨年も即完売となった人気の形をベースに、今季はミリタリーエッセンスを加え、
やや武骨さを宿したアップデートバージョンとなっています。
使用されているのは、イタリア・ヴェネト地方の高地で育てられる小型羊「Alpagota(アルパゴタ)」の
ウールを使用したハンドウーブン素材。
原毛の段階から希少性が高く、
さらにGeoffrey自身が手配した手織りの職人たちの手によって丁寧に仕上げられたもの。
既製品とは次元の異なる温もりと、目の詰まった保温性が共存しています。
このコートは、身に纏うというよりも「包まれる」と表現した方がふさわしい。
着る人の輪郭を柔らかくぼかしながら、その存在そのものを受け止めてくれるような優しさを持ち合わせています。
そして、今シーズンGeoffreyが新たに提案する素材のひとつとして注目すべきが、
Biella社が新たに開発したシェットランドウールのファブリック。
ふわりとした質感の中に、シェットランド特有の少し粗野な手触り。
軽やかでありながら、芯がしっかりと通ったような質感。
Geoffreyが考える“秋冬の新しいスタンダード”として位置づけられるにふさわしい素材です。
このファブリックを用いたジャケット・ベスト・パンツ・ブルゾンといった一連のアイテムがHUESに入荷。
ジャケットは、ジェフリーの4ボタンスタイル。
パンツはワイドシルエットのスラックスと、よりカジュアルなスポーツトラウザーの2型。
どちらもラインの美しさと履き心地を両立させた、ジェフリーならではの仕上がりです。
さらに、中綿入りのリバーシブルバイカージャケットも入荷。
Geoffreyは環境負荷の高い化繊を使用しないことを徹底しています。
そのため、このジャケットは“化繊を使わずにダウンに匹敵する防寒性を持つ”という、
Geoffrey独自の視点から生まれた答えのひとつ。
サステナブルでありながら高機能。思想と技術が同居する、Geoffreyらしい一着です。
また、HUESでも毎シーズン好評をいただいているBiella社カシミアを使用した新型オーバーサイズパーカーも入荷。
こちらはインナーにもアウターにもなるユニセックスモデルで、
たっぷりとした身幅と柔らかなドレープ感、そしてモードな香りが同居する一枚。
寒さの厳しい時期には、中に厚手のニットを仕込んでもなお余裕のある設計です。
次にご紹介するのは、「secret directional(シークレット・ディレクショナル)」と名づけられたシリーズ。
これはGeoffreyが旅先で出会った文化や装束、歴史的な衣服から着想を得て構築したもので、
中世のワークウェアやアジアの衣類のような、時間軸を飛び越えた意匠がそこかしこに散りばめられています。
使用されている生地は、
Luigi Parisotto(ルイジ・パリゾット)社によるシルク・ウール・リネン混紡のテキスタイル。
特にシルクの比率が高く、しなやかさと美しいドレープが印象的。
見る角度や光によって、深い陰影が生まれています。
同シリーズからは、Biella社のカシミア×タスマニアウールを使用したリバーシブルブルゾンも入荷。
ショート丈で、カジュアルにも端正にも着回し可能な万能な一着です。
そして、首元にColombina社の生地を使用したニットブルゾン。
ドライバーズニットを思わせるジップブルゾンの形をベースに、
部分ごとに異なるウール素材を使って丁寧に編み上げられた一着です。
ボディには、柔らく肌触りのいい糸が特徴のメリノウールを。
襟元には、先ほどご紹介したワンサイズコートと同じコロンビーナ社のアルパゴウールを使用しています。
ジップを閉じるとすっきりとした印象に、開けて着るとほどよいリラックス感が生まれます。
カジュアルなブルゾンでありながら、随所に丁寧な手仕事が感じられ、特別感を味わえるような仕上がりに。
素材・デザイン・手編みのぬくもりがバランスよく重なった、ジェフリーらしい一着です。
Geoffrey B. Smallの定番とも言える「Como(コモ)シルク」のシャツが、今季も登場しました。
今回のモデルは、“Starlings(スターリングス)”──空を舞う鳥たちをイメージしてつくられた一枚。
淡いグリーンとブルーが溶け合うように重なり合い、
どこか霧がかった早朝の湖を思わせる、静かで幻想的な色合いが印象的です。
生地にはもちろん、Geoffreyの代名詞とも言えるComoシルクを使用。
しっとりとしたぬめり感と美しい落ち感があり、身体の動きに呼応するように、静かに揺れ、流れる。
Comoシルク特有のぬめりと落ち感が、動きに合わせて美しく揺らぎます。
一見シンプルで控えめながらも、そこには色彩、素材、構造のすべてにおいて緻密なバランスが宿る、
Geoffreyらしい静かな存在感を持った一着です。
足元には、Geoffreyらしい風合いのあるリサイクルレザーを使用したスニーカーが登場。
今回は新色のネイビーを展開。
素材の色ムラや表面の表情はすべて偶然の産物であり、だからこそ唯一無二。
デッドストックレザーならではの風合いが、存在感を静かに放っています。
そして、今季のもうひとつのハイライト。
Geoffrey自身がイタリアの生地屋で見つけてきた希少なチェック柄のデッドストックファブリック。
その貴重な一反を、今回HUESのためだけにすべて使い切って製作した、完全限定のシリーズです。
この生地は、イタリアの老舗生地メーカー「Marzotto(マルゾット)」社によるもの。
イタリアのクラシックテキスタイルの伝統を受け継ぐ、上質なチェック地です。
展開されるカラーは、グレイとブラウンの2色。
グレイはウール100%で構成され、落ち着いた印象の中にシャープさと緊張感を含んだ表情が魅力です。
マットな質感が上品に映え、どこかストイックでクラシックな佇まいを演出します。
一方のブラウンは、ウール・シルク・キャメルの混紡素材。
ふっくらと起毛がかった肌触りに、シルクのしなやかさとキャメルの柔らかな光沢が溶け合い、
深みと温もりを感じさせる秋冬らしい表情に仕上がっています。
素材の違いによって異なる個性を持ちながらも、それぞれの生地が持つ魅力を最大限に引き出すのは、
Geoffreyならではの構築的なパターンと、細部にわたる丁寧な手仕事による縫製です。
今回のシリーズでは、この特別なチェック地を用いた3型のアイテムを展開。
Geoffreyのシグネチャーとも言える「フィッシャーマンコート」
ゆったりとしたリラックスシルエットに、グラバットタイが付属する「スーパージャケット」
HUESでも毎シーズン人気の高い「ワイドパンツ」
どのアイテムにも共通するのは、デッドストック生地ならではの奥行きある色合いと、
Geoffreyの哲学が息づく独自の仕立て。
その一着一着に宿る“時間”と“手仕事”の重なりが、衣服でありながらも、
ひとつの“作品”としての存在感を纏っています。
そして何より、この生地を使用したアイテムは、世界中でHUESでしか手に入らない特別なもの。
過去と現在をつなぎ、素材と技術を結び、思想と衣服が交差する。
そんなGeoffrey B. Smallらしさが凝縮されたアイテムです。
皆様のご来店とご連絡をお待ちしています。
なお、HUES 3rd floorをご覧になりたい方は、ご来店時にHUES 1st floorにてお申し付けください。
※Geoffrey B.Smallの商品は、ブランドの意向によりお値段の掲載ができません。
ご質問や気になるアイテムがあるお客様は、メールかお電話にてお問い合わせください。
(※8月8日 今回の入荷アイテムリストを掲載しました。こちらも合わせてご覧ください。)
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