
“着るアート”と称される、Geoffrey B. Smallのアクシデンタルダイ・シルクシャツ。
そのシルクシャツから、ショートスリーブ仕様がHUESに初登場です。
ITEM:1970's raglan short sleeve shirt
FABRIC:accident dyed Pure Como 100% silk 16 mm raso satin
COLOR:accident dyed floral
SIZE:XS,S
今回ご紹介するのは、イタリア・コモの老舗〈Brenna〉社が手がけたリーフモチーフのピュアシルクに、Geoffrey独自の手染め技法「アクシデンタル・ダイ」を施した特別な一着。
世界でわずか4点しか製作されておらず、そのうち2点だけが日本に届けられました。
シルク特有の滑らかさと上品な光沢を持つシルクサテン生地には、適度な厚みと密度を持つ“16モメ”のクオリティを採用。
モメ(momme)とはシルクの重さを表す単位で、数値が大きくなるほどしっかりとした質感になります。
16モメは、薄すぎず厚すぎない、肌に馴染む柔らかさと程よい重みを兼ね備えたバランスの取れた等級です。
上質な厚みを備えつつも軽やか。
染色はGeoffreyの代名詞ともいえる「アクシデンタル・ダイ」。
染め上がりは、染料のにじみや色の濃淡が自然に重なり合い、ひとつとして同じものがありません。
染色には1着あたり10時間以上もの手作業がかけられ、偶然のようで計算されたその揺らぎが、着る人それぞれの個性と美しく調和してくれます。
細部にも、Geoffreyらしい手仕事の美しさが詰まっています。ボタンにはイタリア・パドヴァの工房で削り出された白蝶貝を使用。
ボタンホールは、ミラノのBozzolo Reale社が手がけたシルク糸で、一つひとつ丁寧に手縫いで仕上げられています。
ブランドタグにいたるまで化学繊維を使わず、すべて天然素材で構成されているのも特徴です。
こうした細やかな積み重ねが、服に静かな深みを与え、着るたびにその魅力が身体になじんでいくような一着に仕上がっています。
続いて着用感を。
1970年代のラグランスリーブシャツのパターン。
肩線がなく、袖付けから首元にかけて斜めに切り替えられたこの構造は、肩幅を選ばず、どの体型にもなめらかに沿う自然なフィット感をもたらします。
ボディはゆったりとしたボックスシルエット。
裾に向かって広がりすぎることなく、直線的で落ち着いたバランスを保ちながらも、生地そのものが持つドレープ性によって、立ち姿や動きの中で流れるような陰影が生まれます。
袖は肘が隠れるほどのハーフスリーブ。
長すぎず短すぎず、夏場でも涼しげに、かつ上品な印象を保ちつつ着られる絶妙な長さです。
ややドロップした肩のラインと相まって、インナーの上にさっと羽織るだけでリラックス感と品の良さが共存するスタイルが完成します。
ほどよい厚みと密度をもちながらも非常に軽く、肌に触れた瞬間からひんやりと吸い付くような感触があります。
そのまま素肌の上に着ても不快感がなく、むしろ一枚で着ることで素材本来の魅力がより引き立ちます。
着用することで生地が身体に馴染み、時とともにしなやかに変化していく...そんな一着です。
細部まで徹底して丁寧につくり込まれながらも、日常に自然と溶け込む。
そのバランスこそが、このシャツの本質かもしれません。
“着るアート”としての美しさと、日常に溶け込むしなやかさが共存する、Geoffrey B. Smallならではのプロダクトです。
※Geoffrey B.Smallの商品は、ブランドの意向によりお値段の掲載ができません。
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