本日よりスタートした木工家 浦上陽介 個展 “ GAZE / 眼差し”
11月2日から11月17日までの期間、Galerie Hにて、浦上氏の作品を展示販売いたします。
本日は、Galerie Hにて展示発売されている作品達をご紹介します。
積み重ねた木工技術と、常識にとらわれない独自の発想が表現されています。
「技術は継承できても、そこに個性を見出すことが重要だ」という彼の姿勢には、
木工技術を単なる職人技としてではなく、自身の表現の一部として昇華させる強いこだわりを感じます。
箔の重ね方、焼きやひっかきによる独特のテクスチャー表現は、彼の作品に「動き」と「時間の流れ」を加え、
木そのものの魅力を引き出すだけでなく、見る者に新たな発見を与えてくれます。
今回の展示会は、作品だけでなく、浦上陽介が見つめる木の世界、そして彼の独自の哲学に触れていただけるかと。
一部ですが、今回の展示会の作品をご覧ください。
精神的な拠りどころ (a spiritual refuge / large & small)
「精神的な拠りどころ」というタイトルが示すように、この作品は心の奥深くにある静かな安息を表現しています。
木の持つ自然な温かみと、表面の丁寧な仕上げが、観る者に落ち着きと平穏をもたらします。
大きさによって異なる存在感を持ち、部屋の一角に置くことでその場に特別な空気感を作り出します。
連続する流れ (a continuous flux )
この作品は、木の繊維や年輪が見せる連続性を反映しています。
流れるようなデザインが特徴で、作品自体が持つリズムと調和が空間に心地よい変化をもたらします。
Artless_medium
装飾を削ぎ落とし、木材そのものの美しさを際立たせた作品です。
「無作為の美」を感じさせる佇まいが特徴で、木が持つ素材感と自然な風合いが空間に優しく溶け込みます。
忘れられた夢 (forgotten dreams )
過去の記憶や消えゆく夢を再構築するかのような作品です。
どこか懐かしさを感じさせるデザインと、控えめでありながらも確かな存在感が、観る者に静かに語りかけます。
熟考する (ponder )
静かに物事を考える時間をイメージさせる作品。
小ぶりでありながら、集中力や深い思索を呼び起こすような落ち着いたデザインが印象的です。
慎み (modesty)
控えめでありながら確固たる存在感を放ちます。
木の質感を最大限に活かし、シンプルで美しいラインが特徴。日常の空間に穏やかな気品を添えてくれる一品です。
今回、Galerie Hにて展示発売される作品達は、本日よりHUES ONLINEでも発売いたします。
是非、そちらも合わせてご覧ください。
合わせてHUES YouTubeでも今回ご紹介の内容をお話ししていますので、
こちらも是非ご覧ください。