イタリアより、DIOGUARDI(ディオグァルディ)の最新トラウザーズがHUESに到着しました。
昨年開催したトラウザーズ・オーダーイベントでは、多くの反響をいただいた一方で、
日程の都合などによりご覧いただけなかった方もいらっしゃいました。
今回はそういったお客様に向けて、
普段はオーダーでしか手に入らない“Signature Trousers”を特別にご用意しています。
改めてDIOGUARDIというブランドについて触れると、その本質は「再構築」にあります。
ヨーロッパ各地から厳選された生地を用い、テーラーとの密な協業によって、
既存の枠組みをなぞるのではなく、“最初から設計する”という姿勢でトラウザーズを生み出しています。

Signature Trousersは001〜009までのナンバリングで構成され、
それぞれが異なる思想と構造を持つ9型のコレクション。
クラシックな美しさを追求したものから、既存の概念を覆す前衛的な構築まで、
その振り幅の広さがブランドの魅力です。
その根底にあるのは、デザイナー自身のテーラーとしての確かな技術。
すべてのディテールは意味を持って配置され、長年の研究によって磨き上げられたパターンワークが、
自然なドレープと流れるようなアウトラインを形成します。

「楽さ」と「美しさ」は本来相反する要素ですが、
DIOGUARDIのトラウザーズはその両立を前提に設計されています。
堅苦しさを排しながらも品格を失わない。
その“我慢の無さ”にこそ、このブランドのエレガンスが宿ります。
低く設定されたクロッチから生まれる軽やかな可動域、すっきりと収束するテーパードライン、
そして動きの中で完成していくシルエット。
装飾に頼ることなく、線で魅せる設計思想が、すべてのモデルに一貫しています。
今回HUESでは、その中からSignature 02とSignature 06の2型をセレクトしました。
まずSignature 02。
このモデルは、デザイナーが20年以上にわたり探求してきた理想的なトラウザーズのフォルムを体現しています。
1920年代のハイウエスト、1990年代の深い股上、そして2010年代の洗練されたテーパード。
それぞれ異なる時代の要素を融合しながら、一つの完成されたシルエットへと昇華しています。
特徴的なのは、センターやタックに内蔵された毛芯によって強調される構造線。
視覚的にも立体感を生み出し、トラウザーズそのものの“骨格”を感じさせます。
また、表地には意図的なカットを施し、金属ブラシでほつれを生み出すことで、繊維が吹き出すような独特の表情を形成。
この加工も偶然ではなく、すべてが計算されたデザインの一部です。
続いてSignature 06(RIGHT PIN 006)。
こちらは大きく取られたウエストとワイドシルエットを特徴とし、あえて余白を持たせた設計が印象的なモデルです。
右身頃は折りたたむように構築され、その留め具として機能するピンは、ベルトループとしての役割も兼ねています。
この構造により生まれるのは、袴を思わせるような流動的なフォルム。
さらに裏地を省いた一重仕立てによって、生地の動きがダイレクトに表れ、歩行時には右身頃が大きく揺らぐ独特の表情を見せます。
特筆すべきは、そのフィッティング。
一般的にウエストの大きいパンツはヒップ周りに余りが出やすいものですが、このモデルではそれが起こりません。
余白は存在しながらも、だらしなさには繋がらない。そのバランスは、明らかに意図された設計によるものです。

最後に、デザイナーの言葉を。 「すべてのSignature Trousersは、エレガンスと自由から生まれました。
ヴィンテージ・テーラリングの洗練を宿しながら、軽やかに、流れるように動く。
低く設定したクロッチはダンサーの動きから着想を得たものです。レッグはすっきりとテーパードし、シルエットは動きの中で完成する。
これは単なるトラウザーズではなく、時を超えて生き続ける物語です。」
DIOGUARDIのトラウザーズは、単なる衣服ではなく、身体の動きとともに完成していくプロダクトです。
ぜひ店頭にて、その構造と着用時の美しさをご体感ください。
皆様のご来店、お問い合わせをお待ちしております。
HUES
福岡市中央区警固1-15-28 吉浪ビル1F
092-717-6074










