
今日はカームレンスのアイコン、サックコートから新型モデルをご紹介します。
RAND: calmlence
SIZE: 1.2.3
COLOR:BLACK
Material :コットン71% リネン20% ウール6% ヘンプ3%
PRICE: ¥152,900-In Tax
クラシックなデザインと上質な素材が融合がしたカームレンスのサックコート。
"静かな中にも強さを感じる"——Calmlenceのブランドコンセプトを体現する一着です。
このジャケットの原型となるのは、二十世紀初頭に流行したサックコート。
現代のジャケット(背広型上着)のルーツとも言われるこのアイテムは、肩肘張らずに羽織れる軽やかさと、
品格のある佇まいを併せ持つアウターとして愛されてきました。
サックコートといっても、現在のロングコートのような着丈ではなく、ジャケットと同じ腰丈に設定された、カジュアルにもシックにも取り入れられるアイテムです。
Calmlenceでは、このクラシックなデザインをベースにしながらも、素材の選定から縫製、
細部のディテールに至るまで丁寧に作り込むことで、シンプルでありながらも存在感を放つジャケットへと昇華させました。
特筆すべきは、その生地の繊細さと奥行き。
経糸には細番手のコットン糸を整経し、緯糸にはウール糸とリネン糸を掛け合わせることで、陰影のある表情豊かなジャガード地を作り上げました。
この生地に洗いを施すことで、表面にわずかな凹凸を生み出し、まるで時間を経たヴィンテージのような深みのある風合いを演出しています。
コットンのしなやかさ、ウールの温かみ、リネンのナチュラルな質感が絶妙なバランスで共存し、
軽やかでありながらも奥行きのある表情を生み出しています。
ボタンには、皮付きのまま削り出した水牛ボタンを採用。
ナチュラルな素材の質感がそのまま生かされており、一つひとつに微妙な個体差があるため、
ジャケットに唯一無二の表情を添えています。
ボタンホールやステッチワークにも細やかな職人技が光り、
無駄のないシンプルなデザインの中に確かな手仕事の温もりを感じられる仕上がりです。
内側の仕様にも、快適な着心地を追求した工夫が随所に施されています。
身頃の裏地にはオリジナルのフラワージャガードを使用し、動いたときにさりげなく覗く裏地の柄が、シンプルな表面のデザインと対照的に、奥行きのある表情を作り出します。
袖裏にはコットンレーヨンの生地を採用し、腕を通したときの滑らかさと、軽やかな着心地を両立させました。
中は背抜き仕様になっているため、季節を問わずに快適に着用できるのも魅力のひとつ。
加えて、内ポケットが二つ備えられており、機能性にも優れています。
続いて着用感を。
リラックス感のある着用感ながら、程よく体に馴染むよう計算されたパターンメイキングが施されており、
着込むほどに体のラインに自然と沿うような仕上がりになっています。
さらに四つボタンのやや狭めのVゾーンがクラシカルな印象を醸し出し、絞りを抑えたストレートなラインが自然なドレープを生み、
落ち着いたシルエットに仕上がっています。
前立てには四つボタンを配し、Vゾーンはやや狭めに設計。
ウエストの絞りを控えめにしつつ、裾にかけてわずかに広がるシルエットが、動きに合わせて美しいドレープを生み出します。
また、このジャケットには、Calmlenceならではの繊細なディテールが散りばめられています。
ラペルにはカギホックを一つひとつ手作業で取り付け、上衿を立てた着こなしが可能に。
前立ての上部に配されたホックを留めることで、まるでスタンドカラージャケットのような表情に変化します。
この仕様によって、ボタンを留めずにラフに羽織る着こなしと、襟を立ててモードな印象に仕上げる着こなしの両方が楽しめるデザインになっています。
静けさの中に宿る確かな存在感。
クラシックなデザインと現代的なエッセンスが融合した、Calmlenceの新作ジャケットをぜひご覧ください。