
calmlenceの人気の花柄シャツから新型モデルをご紹介します。
BRAND: calmlence
ITEM: CLASSIC OPEN COLLAR SHIRT SHIRT024
SIZE: 1.2
COLOR:BLACK
Material :
PRICE: ¥75,900-In Tax
今回の生地は、これまでのシーズンで展開されていたシルクキュプラとは異なり、
新しい視点から生み出された特別アイテム。
生地の上にふんわりと浮かび上がるようなフラワーモチーフ。
この花柄はジャガード織りで表現されていますが、一般的なフラワージャガードとはひと味違う独自の技法を取り入れています。
今回のデザインは、昭和の時代に女性たちに親しまれたワンピース地をイメージ。
桐生の産地で丁寧に織り上げたオリジナルの“生地染めのフラワージャガード”です。
経糸と緯糸にはアセテート糸とレーヨン糸を使用し、それぞれの撚糸回数や加工を細かく調整。
ジャガード織りによって、繊細な“レーヨンの花柄”を表現しました。
この段階では、まだ花柄ははっきりと見えていません。
ここで“後染め”の工程を施します。レーヨン糸は染まらず、アセテート糸のみが染まることで、花柄が優しく浮かび上がる仕組みです。
表面にはアセテートが多く、裏面にはレーヨンが配置される構造になっています。
さらに、経糸と緯糸の撚糸回数を変えることで、染色時の収縮に差が生まれ、レーヨンが多く露出する裏側にのみシボ(凹凸)が現れます。
これにより、楊柳生地のような独特の風合いが生まれます。
このジャガード織りは、“染色・柄出し・収縮”が同時に起こるように計算された特別な技法です。
細部までこだわりを重ね、試行錯誤しながら完成させた一着。
シャツとしての完成度も高く、仕立ての美しさにもこだわり抜いています。
花柄部分は染色されていないため、色の違いはベースカラーのみ。
細かいドットのように見える部分は、染まっていないレーヨンがわずかにのぞいている部分です。
続いて着用感を。
着用すると、裾の両脇がやや長く見えるシルエットに。
ボックスシルエットながら、生地の落ち感によって柔らかなラインが生まれます。
アセテートとレーヨンの組み合わせによる自然な落ち感が特徴。
ただ、落ち感のあるシャツにありがちな“ラフすぎる印象”はなく、すっきりと洗練された仕上がりになっています。
襟やカフスには適度なハリがあり、シャツのシルエットをしっかりキープ。
スミ黒のようなブラックカラーはシャープな印象で、落ち着いた雰囲気の中にモダンな要素を加えています。
春から夏にかけて心地よく着用できる一着。
裏面の楊柳のような凹凸が、肌へのベタつきを防ぎ、暑い季節でも快適に過ごせます。
生地の表情や製作プロセスにこだわった、特別な花柄シャツです。
今シーズンおすすめの一枚です。ぜひお試しください。
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