アムステルダムを拠点に活動するブランド、BIEK VERSTAPPENより、
2026年春夏の新作が到着しました。
今シーズンも、ブランドを象徴するアイテム「纏う布」に加え、
HUES別注として制作されたスカートが入荷しています。
→ BIEK VERSTAPPEN ONLINE SHOP ページ
BIEK VERSTAPPENの服作りは、単に衣服をデザインするというよりも、
“素材に時間を与える”ような感覚に近いものがあります。
糸の選定から染色、乾燥に至るまで、すべての工程を極めて感覚的かつ繊細に積み重ねることで、
量産品では決して生まれない空気感を宿していきます。
その思想が最も色濃く表れているのが、「纏う布」です。
ブランドを知る方であれば、秋冬のウール素材を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、この“纏う布”は春夏シーズンにも展開されています。
今回入荷したのは、リネン素材を用いた春夏仕様。
昨年も非常に多くの反響をいただいたアイテムですが、
今季はさらに色の表情が豊かに感じられる仕上がりとなっています。
リネン特有の軽さと乾いた質感。
その中に、BIEKならではの深い染色表現が重なることで、
生地そのものに揺らぎのような陰影が生まれています。
仕様はシンプルな長方形の布。
しかし、肩に掛ける、巻く、垂らす、結ぶといった動作によって、
色の見え方や空気感が大きく変化していきます。
それは服というより、“纏う感覚”に近いかもしれません。
今季はBLACK、RED、BLUE、GREYの4色をご用意しています。
「纏う布」 /税込165,000円/ BLACK、RED、BLUE、GREY
REDは、昨年に比べるとやや明るい色あい。
とはいえ単調な赤ではなく、一枚の中に濃淡の異なる赤が複雑に混ざり合っています。
動きに合わせて生地が揺れるたび、深い赤から淡い赤へと色が移り変わり、奥行きを感じさせます。
リネンの軽さによって生地が空気を含み、その陰影がさらに豊かな表情を生み出しています。
BLUEは、冷たい青をベースにしながら、淡い紫のニュアンスが静かに溶け込んだ色味。
青とも紫とも言い切れない曖昧さがあり、その曖昧さこそがBIEKらしい魅力でもあります。
光の当たり方によって青みが強く見えたり、反対にグレーがかった紫に見えたりと、
見る環境によって印象が変化します。
特に歩いた際の生地の流れは非常に美しく、
揺れるたびに色の層が現れては消えていくような感覚があります。
BLACKは、単なる黒ではありません。
手染めによる濃淡やムラ感が強く現れており、光を受けることで墨黒のような柔らかい表情を見せます。
深い黒の中にわずかな色の揺らぎが存在することで、生地に立体感が生まれ、
静かな存在感を放っています。
リネン特有のシワ感とも相まって、
着用時にはまるで影を纏っているかのような空気感を感じさせます。
GREYは、ブラックの色が抜け落ちたような、墨黒に近いニュアンスカラー。
BLACKに比べると軽やかで、柔らかい印象があります。
淡いグレーとも異なり、奥に黒を感じる色味のため、スタイリングに自然な深みを加えてくれます。
動きによって現れる陰影も美しく、光の強い春夏シーズンに非常に映えるカラーです。
これらはすべて、デザイナー自身の手によって一点ずつ染色されています。
そのため、同じ色名であっても完全に同じ表情のものは存在しません。
染料の入り方、生地の重なり、乾燥時の環境によって微細な違いが生まれ、
その個体差がそのまま作品として成立しています。
巻き方や合わせるアイテムによって見え方が変化する自由度の高さも、この“纏う布”の魅力です。
ジャケットの上から無造作に掛けるだけでも成立しますし、
カットソー一枚のスタイルに加えるだけで、空気感そのものを変えてくれます。
続いてご紹介するのは、HUES別注として制作されたスカート。
もともとはレディースとして展開されていたモデルをベースに、
メンズでも自然に取り入れられるバランスへと調整していただきました。
レザーベルトが付属したデザインですが、いわゆる“スカート”という感覚ではなく、
パンツとのレイヤードを楽しむアイテムとして提案しています。
シャツの上にベストを重ねるような感覚で、構えずに取り入れていただきたい一着です。
BIEKらしいのは、その生地の動き。
歩いた際、奥行きのあるコットン生地が空気を含みながら揺れ、
自然なドレープと陰影を作り出していきます。
そこにレザーベルトの重みと質感が加わることで、
柔らかさだけではない輪郭が生まれています。軽やかなコットンと重厚なレザー。
異なる素材同士が互いを引き立て合いながら、一つの静かな存在感を形成しています。
特に動きの中で現れる表情は印象的です。
立っている時には静かに落ちる生地が、歩き出した瞬間に揺れ、
色の濃淡や生地の奥行きが浮かび上がる。
BIEK VERSTAPPENの服には、こうした“動いて初めて完成する美しさ”があります。
今回ご紹介した新入荷アイテムたちは、HUES YouTubeでもご紹介しています。
こちらも合わせてご覧ください!
纏う布に、別注スカート。
どちらも単なる衣服ではなく、素材や色、空気、
そして時間そのものを纏うような感覚を持ったアイテムです。
着る人によって見え方が変わり、使い込むことでさらに表情を深めていく。
BIEKならではの世界観を、ぜひ店頭で体感してみてください。
HUES 2nd floor
福岡市中央区警固1-15-28 吉浪ビル2F
092-717-6074






















