ARCHIVIO J.M.Ribotが一昨年に発表し、いまやブランドを象徴する存在となったトレンチコート。
クラシックな骨格を持ちながら、着た瞬間に“いま”の空気が通る。
アルキビオらしさが詰まった一着です。
ITEM : TRENCH COAT
FABRIC : ウール74% コットン26%
SIZE : 44.46
COLOR : BLACK
PRICE : ¥ask
ダブル仕様の前立て、ロングレングス、ウエストベルト——伝統的なトレンチの要素はしっかりと踏襲されています。
ただし、肩は落として、袖は腕にやわらかく沿うパターンメイク。
ジャケットの上から羽織ってもストレスが出にくい設計で、袖裏にまで裏地を配したフルライニングが、滑らかな脱ぎ着を支えます。
動いたときの引っかかりを抑えつつ、輪郭はあくまでモードな雰囲気。
ゆったりとしたシルエットでも、見え方はだらしなくならない——このバランスは、アルキビオの真骨頂です。
このコートの個性は、正面よりもむしろ背面に表れます。
後ろの大きな生地を“ボタンで留める/留めない”というシンプルな所作で、表情と機能がガラリと変わる構造。
ボタンを留めれば、布地が重力に逆らって立体的なドレープをつくり、歩くたびに後ろ姿に余韻が生まれます。
ライニングは肌触りの良いコットンシルク。
表のウールコットンと、色と生地感の差で生まれるコントラストが、一般的なトレンチにはないレイヤードの奥行きをつくります。
前を留めたときにのぞくライニングの量感、前を開けて歩いたときの“チラ見え”のニュアンス——どちらも装い全体に静かな立体感を与え、黒一色のコーディネートでも単調に見えません。
生地については、言葉よりも実物の表情をご覧いただくのが一番です。
生地の質感・陰影・ドレープの出方は、光の受け方によって表情が変わり、室内外で見え方に心地よい差が出ます。
スタイリングの幅が広がる理由は、まさにこの“映り方の余白”にあります。
細部には、アルキビオならではの手仕事の痕跡が控えめに宿ります。
各所に配されたアンティークボタンは、同じものが二つとない表情で、黒の面に微細なニュアンスを添える存在。
ボタンホールからあえて見せる糸端は、懐かしさではなく“手の気配”を伝えるディテールとして機能しています。
表地と同素材のウエストベルトは結び方ひとつで表情が変わり、前留めでも、後ろで軽く結んでもサマになる。
胸元の取り外し可能なコサージュは、必要なときだけニュアンスを足せる“引き算の装飾”。
そのアルキビオの感覚が全体を貫いています。
冬が深まるほど手が伸び、春先まで自然と活躍する。
その循環の中で、持ち主の所作に馴染み、さらに良い佇まいへと育っていきます。
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