2024年秋冬、ACRONYMのニューコレクション (DROP-B) から、
今回はライダースジャケットをベースに、デザイン性と機能性を徹底的に磨き上げた1着をご紹介します。
3L Rider Jacket (J68W-BQ)
PRICE: ¥385,000(税込)
SIZE: XS, S
COLOR: BLACK
FABRIC: 3L TECHNICAL COTTON (68% CO, 32% PES)
幾度も素材とディテールのアップデートを繰り返し、さらに進化を遂げたACRONYMのアイコン的モデル。
機能美とエロルソンの先鋭的な美学が見事に共鳴する一着です。
まず特筆すべきは、ACRONYMがGORE-TEX®︎ではなく、あえて新たな3レイヤー機能素材を採用した点。
これまでGORE-TEX®︎の代名詞として知られていた同ブランドが、今回選んだのは台湾のBenQ Materialsが手掛けた防水・透湿性に優れた素材。
コットン68%、ポリエステル32%の混紡糸を用いた生地は、まるでツイルのような織りが特徴で、
しっかりとした張り感を持ちながら、ライトウェイトなキャンバス地のような無骨なタッチが感じられます。
これによって、ただの防風・防水ジャケットを超え、ハードな質感が生む独特の存在感が際立ちます。
そして、ACRONYMがBenQを選んだ最大の理由は、裏地(バッカー)にグラフィックプリントを施せる点。
これはGORE-TEX®︎では不可能な仕様で、裏地全面にACRONYM独自のデジタルアートをプリント。
チラリと覗くグラフィックが、デザインへのこだわりを物語ります。
このディテールは、視覚的にも機能的にもACRONYMならではこだわりを感じさせます。
デザインも抜かりなく、フロントジップは斜めに走らせたダブル仕様。
ライダースのベースを忠実に保ちながらも、ACRONYMらしいひねりが効いた設計。
さらに、SS24で話題を呼んだオリジナルのスタッズ付きテープが今回も付属しています。
ネックや袖口にベルクロで装着可能で、ZAMAK(ザマック)という合金素材を使用。
メッキ加工がないため、長く使っても剥がれないタフさを持っています。
これもまた、ACRONYMが追求する長期的なデザインの耐久性を象徴するディテールです。
続いて着用感を。
シルエットは大胆なワイドフィット。
生地の持つ張り感と、ゆったりとした袖幅や身幅が相まって、立体的で迫力のあるスタイルに仕上がっています。
衿は立ててジップを閉めるとスタンドカラーに変わり、首元をしっかり守ります。
見た目だけでなく、機能面でも最適化されたこのデザインは、ライディングポジションでもしっかりフィット。
フードは取り外しが可能です。
また、ACRONYMならではの「JacketSling™」も搭載。
ジャケット内側に収納されたストラップを引き出すことで、脱いだ際にジャケットを背負うように持ち運ぶことができ、
手を使わずに肩掛けスタイルが可能です。
この機能は、都市生活の温度変化や移動中の利便性を考慮したもので、荷物が多くなりがちな日常での使用や、移動中にサッと脱いで両手を自由にしたい時に非常に役立ちます。
必要なときだけ展開できる設計で、使用しないときにはすっきりと収納され、外見を損なうこともありません。
ACRONYMの最新作が提示するのは、スタイルを超えた「都市で生き抜くための装備」。
これ一着で新たなスタイルを切り拓き、さらなる可能性を広げる準備は整っています。
どんな環境にも適応するデザインと強さを兼ね備えた3L Rider Jacket J68W-BQを、ぜひその手で体感してみてください。
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